歴史的分野観点別評価.docVIP

歴史的分野観点別評価規準 　　　　注記 　　＊配当時間は，学校行事や定期考査などを考慮して「82時間」で配当（正式には105時間）。 　　＊①は関心?意欲?態度　②は思考?判断　③は技能?表現?資料活用能力　④は知識?理解 第１章　原始と古代の日本 １　日本人はどこから来たか ①猿人から現生人類に至るまでの人類の進化の過程や人類が持つ特性について、関心を持って調べることができる。 ②人類の祖先が世界に広がったルートを資料にもとづいて説明できる。 ③教科書の写真や挿絵を活用しながら、日本列島の人々の生活の仕方について説明できる。 ④人類の生活の変化や利器を基準とした時代区分について理解している。 ２　縄文文化 ①縄文時代の人々の生活に関心を持ち、遺跡や出土品について意欲的に調べることができる。 ②三内丸山遺跡が1000年間にもわたって集落を維持できた理由を具体的事例にもとづいて説明できる。 ③教科書の挿絵や写真?図版を使用して縄文時代の特徴や多様性を指摘できる。 ④氷河時代終了とともに日本列島は豊かな森林に覆われ、豊かな縄文文化が広がっていったことを理解している。 ３　文明の発生と中国の古代文明 ①殷から漢にかけての中国古代文明にかかわる遺跡や文字について、意欲的に調べ、発表できる。 ②文明が発生した要因を、国家成立の過程と関連させて解説することができる。 ③文明発生の経緯について、新石器時代の具体的な資料や事例を用いて発表できる。 ④農耕?牧畜の発達によって社会が変化し、古代文明が成立したことを理解している。 ４　稲作の広まりと弥生文化 ①弥生時代の人々の生活に関心を持ち、遺跡や出土品について意欲的に調べることができる。 ②稲作の開始によって、食料が豊かになるととともに、ムラがまとまってクニができていったことを説明できる。 ③青銅器?鉄器、弥生土器などの資料を使って、弥生文化の特徴を調べ、発表できる。 ④弥生時代になると北九州から水田稲作が始まり、それとともに人々の生活も平地に移ったことを理解している。 ５　中国の歴史書に書かれた日本 ①邪馬台国の位置など、古代史の謎に関心を持ち、意欲的に研究し発表できる。 ②中国を中心とした当時の国際関係（中華秩序）について、「金印」や文献等を使用して、具体的に説明できる。 ③邪馬台国について、最近の考古学的発見と関連させ、その実体を推測し、説明できる。 ④大陸側の文献から、当時の中国人が日本および日本人をどのようにとらえていたか理解している。 ６　大和朝廷と古墳の広まり ①日本建国の学習にあたって、神武東征伝承について興味深く調べることができる。 ②前方後円墳の分布から、大和朝廷による統一国家が成立したことを具体的な資料にもとづいて説明できる。 ③教科書の写真や多様な資料を使用して、大仙古墳などの前方後円墳の巨大さや埴輪?副葬品などについて意欲的に調べ、発表することができる。 ④大和政権は、のちの天皇になる大王を頂点とする氏姓制度で成り立っていたことを理解している。 ７　大和朝廷と東アジア ①帰化人がわが国にもたらしたさまざまな文化?技術?業績について、意欲的に追究し、発表できる。 ②漢の滅亡によって中国の影響力が弱まった結果、周辺諸国でどのような動きが起こったかをバランス?オブ?パワーの見地から解説できる。 ③教科書の写真や資料を使用して、５～６世紀の日本がどのような国家戦略にもとづいて行動したか指摘できる。 ④５～６世紀の日本の歴史を，世界史の枠組みからとらえ、その経緯を理解している。 ８　聖徳太子の新政 ①聖徳太子について、その業績や人物像を意欲的に調べ、発表できる。 ②東アジア情勢の激変の中で、日本の国づくりの推移がどのようなものであったのか、聖徳太子の代表的な政策を通じて説明できる。 ③教科書の「十七条の憲法」を活用して、聖徳太子がめざした理想の政治について指摘できる。 ④聖徳太子が進めた国づくりの方針が、その後の日本社会の伝統になったことを理解している。 ９　遣隋使と「天皇」号の始まり ①聖徳太子が仏教?神道ともに保護したことが、のちの日本人の気風を育んだことを、現在のさまざまな習慣とのかかわりの中で調べることができる。 ②当時の日本が、冊封体制を離れて、隋と対等な関係をめざしたことを「天皇」号の使用と関連させて指摘できる。 ③教科書の「中国皇帝への手紙」を活用して、聖徳太子がめざした対等外交の気概を説明できる。 ④激動する東アジア情勢の中で、聖徳太子がどのようにして日本の進路を切りひらいていったかがわかっている。 10　大化の改新 ①遣唐使がわが国にもたらした業績に関心を持ち、意欲的に調べ、発表できる。 ②当時の国際環境を受けて、天皇を