小学校第6学年栄养指导案.doc

第３学年　学級活動（２）指導案 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 １　題材名　　「おやつのとり方」（（カ）　学校給食と望ましい食習慣の形成） ２　題材設定の理由 おやつ調査の結果を見ると、児童の96％がおやつを毎日食べており、おやつは欠かせないものになっていることがわかる。よく食べているおやつは、スナック菓子やチョコレート、アイスなど市販のものが多く、おやつ＝お菓子という感覚が定着しているようである。また、家でおやつを用意するのは、家族と答えている児童が70％おり、家庭でも市販のおやつを常に買い置きしてある実態がうかがえる。時間は、下校してすぐが65％と一番多いが、夕食の前に食べている児童も30％おり、夕食がしっかりと食べられているかが心配される。 おやつは、子どもたちが楽しみにしているものであり、空腹を満たし、栄養や水分を補給するなど補食としての役割を担うものである。しかし、いつでも手軽に食品が入手できる現在においては、不適切なおやつのとり方によって食事が十分に摂取されなかったり、糖分や脂肪分等の過剰摂取から肥満傾向を招いたりすることが危惧されるとともに、今後の成長や将来の健康への影響も心配される。自らおやつを購入する機会も増えてくる中学年の時期に、健康によいおやつのとり方を考えさせていくことは重要であると考え、本題材を設定した。 本時では、まず、おやつ調査結果から子どもたちが好むおやつのエネルギー量の高さをご飯との比較から気づかせる。次に、食事からとれる栄養を見直し、食事をきちんと摂ることの重要性に気づかせことで、種類、量、時間の視点から、健康によいおやつのとり方を考えさせていく。また、おやつカードにより具体的な種類や量をとらえさせたり、がんばりカードを持ち帰らせ保護者にも協力を得ることで実践化を図りたい。 ３　「食べる力」との関連 食べる力の要素 ○期待する姿 食事のリズムがもてる ○　内容、量、時間を考慮した体によいおやつのとり方ができる。 食生活や健康に主体的に関わる ○　体によいおやつのとり方がわかり自分の食生活を見直すことができる。 ４　　実施計画 ５　本時の目標 　　体によいおやつのとり方を知り、自分の生活を見直し、種類、量、時間を考えた健康によいおやつのとり方を実践しようとする態度を育てる。 体によいおやつのとり方について話し合い、とり方のポイントをつかむことができる。 体によいおやつをとるための具体的な目標を立てることができる。 ６　展開 段階 学習活動?内容 時間 形態 ○指導上の留意点　※評価　　　　　　　　　 資　料 Ｔ１ Ｔ２ 課題の意識化 １　おやつ調べの結果から、本時のめあてをつかむ。 ５ 分 一斉 ○　実態調査から自分たちのおやつの傾向を知らせ、めあてにつなげる。　　　　　　　　　 おやつ調べ結果 課題の追求 ２　健康によいおやつのとり方について話し合う。 （１）よく食べているおやつのエネルギー量を知る。 （２）給食を例に食事でとれる栄養から食事の大切さを確認する。 （３）健康によいおやつのとり方について話し合う。 （４）おやつのとり方のポイントを確認する。 ○　おやつの種類 　○　おやつの量 ○　おやつを食べる時間 ２５ 分一斉 小集団 一斉 ○　給食の献立から食事にはいろいろな働きをする食品が含まれていることに気づかせる。 ○　おやつの補食としての役割を伝え、とり方の工夫が大切であることを強調する。 ○おやつのとり方の意見発表からポイントをまとめる。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ○　ご飯一膳分のエネルギーと同じエネルギー量のスナック菓子、チョコレート、ジュースの量を知らせることにより、食事との関連から体への影響を捉えさせ、おやつの種類や量、時間を考えて食べることの大切さを捉えさせる。 砂糖?油のとりすぎによる弊害の絵 体脂肪の写真 おやつカードワークシート 課題解決 ３　がんばりカードに具体的なめあてを記入し、実践内容を発表する。 ２０ 分 個別 ○　具体的な改善となるよう机間指導し、個別に助言する。 ○　健康によいおやつのとり方となるようおやつの種類、量、時間の観点から支援する。 ○　めあてを決めることができた児童におやつカードをあたえ、具体的に量や種類を