北広岛団地地区.PDFVIP

第４章 地区づくりの基本方針 北広島団地地区 １ １．北広島団地地区の特性（現況と課題） ■ＪＲ北広島駅周辺の整備 ■地区住民のコミュニティの中心地形成 北広島団地地区は、道営の住宅団地として 北広島団地ではこれまで、ＪＲ北広島駅周 昭和45年より着工されており、隣接する東部 辺の中心商業地と団地内の地域商業地により 地区と合わせて本市の商業、交通、文化など 地区住民の商業需要に対応してきましたが、 の中心地として発展してきました。ＪＲ北広 自動車利用の増大、商業の業態の多様化、消 島駅東西を連絡するエルフィンパークの整備 費者ニーズの多様化・高度化などを背景とし など“北ひろしまの顔づくり”及び、駅前西 て団地内の地域商業地に対する商業ニーズは 口公園の再整備が進められてきました。今後 著しく低下しています。今後は、地区の人や も、都市機能の充実が必要となっています。 情報が集まる地区コミュニティの中心地の形 成を図る必要があります。 ■子どもから高齢者まで年齢構成のバランス ■だれもが楽しめる公園施設などの再整備 がとれた地区の形成 地区内には総合公園が１箇所、近隣公園が 北広島団地は昭和45年から52年に造成され ３箇所あるほか、歩行者・自転車道路（トリ た戸建住宅を中心とした住宅団地です。造成 ＊ ムコース 等）が計画的に整備されており、レ 開始から40年が経過し、緑が豊かで落ちつき クリエーションの環境が充実しています。し のある住宅地へと成熟してきた一方で、居住 かし、高齢化の進行や生活の多様化などを背 者の年齢構成が著しく偏っていることから少 景として公園などレクリエーション空間に対 子高齢化が急速に進行しています。地区住民 する住民ニーズが変化しており、利用者の意 が誇りに感じている緑豊かな住環境と、暮ら 向を反映させながら誰もが利用しやすい公園 しやすさの一要因である住民主体のコミュニ 施設の再整備が必要です。 ティを維持するため、団地全体で世帯の更新