柔道整复师汤山裕太.PDFVIP

経歴：Ｈ２１～２２　　Ｂａｙスポーツ鍼灸接骨院院長 　　　　Ｈ２３～２４ 　住友金属鹿島野球部トレーナー 　　　　Ｈ２５　　　　　 新日鉄住金鹿島野球部トレーナー 　　　　Ｈ２６　　　　 　横浜DeNAベイスターズ春季キャンプトレーナー 　　　　Ｈ２７～現在　花田学園（日本鍼灸理療専門学校）在籍 ＰＲＩ　ＭＹＯＫＩＮＥＭＡＴＩＣ　ＲＥＳＴＯＲＡＴＩＯＮ ＧＲＩＰ foot function Hip Extension In A Global Approach 　　　　 　Ｂａｒｅｆｏｏｔ　Ｔｒａｉｎｉｇ　Ｓｐｅｃｉａｌｉｓｔ Level１・２ 柔道整復師　　湯山　裕太　　　　　 トレーナー活動で学んだこと 人体は左右非対称 人間は左右対称ではない •全身のバランスを考える時に体は 左右対称にすべきなのか？それと も、もともとが左右対称ではないの で、対称は考えなくても良いのか？ 　スポーツ動作はほぼ非対称であり、　　　　 特異的なもの。だが、左右対称に出 来る能力をつけてあげるのは重要。 日常生活でもスポーツ動作のように 非対称にしか使えないのであれば、 怪我などにつながるおそれがある。 　わざとやっているのと、そうなって しまっているのは違う。　　　　　　　　　　　　　　 静的左右非対称 （例） １．右の横隔膜は左の横隔膜より大きい。 通常呼吸は右側優位 　　腱中心も右側の方が長く、呼吸時に右へのストレスがかかる ２．1.2kgの肝臓は右側にある。 　　体重は基本的に右が重い 右重心 → ３．心臓は胸腔の左側にある。 　　左肺が圧迫され伸縮しにくい（心臓と横隔膜の膜が強く結びつく） 横隔膜 •起始：胸骨部、肋骨部、腰椎部　　　　　　　　　　　 （右内側脚Ｌ１～４、左内側脚Ｌ１～３）　　 •停止：腱中心 •右の横隔膜の膨隆は第4肋間隙 　左の横隔膜の膨隆は第5肋間隙 　　　　　　　　解剖学アトラスより 内臓逆位の非側弯症患者では、内臓の位 置が正常な非側弯症の被験者と反対側に 脊柱が回旋している傾向が見られた。　　 Ｋｏｕｗｅｎｈｏｖｅｎら（２００７） 動的左右非対称 （例） １．右側の横隔膜のドームは左側より大きく、その為、吸気の際に左側 の胸部が右側に比べより拡張する。 　　左の肋骨下部の前方への過拡張 左の肺上部後方への拡張制限　　　　 → （空気が入りずらく後部肋骨が扁平化）→構造的に左肩甲帯の不安定性 （＋） ２．脳は発育過程において左脳が先に発達する。 　　赤ちゃんは右の手足を優先的に使う 右リーチ多用 → ３．後天的な動的優勢性 　　腰椎・骨盤・大腿のスタビリティーは通常右側優勢 　　胸部ローテーションは通常左に回旋 　　胸部・肩甲帯・上腕骨のリーチングは通常右側優勢＝反時計回り 骨盤帯における左右非対称 （ＬＡＩＣ）☆通常左右差は数ミリ単位のもの 　・左寛骨前傾＆前方回旋 　　相対的に右寛骨後傾＆後方回旋 　・仙骨右回旋 　　右の仙腸関節に空間が出来る 　・腰椎右回旋 回旋している側に体が側屈しやすくなる 　・胸椎左回旋 　・頸椎右回旋 骨盤帯における左右非対称 （ＰＥＣ） 　・両側寛骨前傾＆前方回旋 　　腰椎伸展・肋骨フレア 　・仙骨スタック 　　回旋制限が起きる 　・腰椎の過剰な回旋方向への負荷 　・脊柱起立筋の肥大、過活動 　・腹斜筋群、腹横筋群弱化 　　肋骨のフレアにより弱化 まとめ