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新政佐野行政視察報告書　 （平成２３年１０月２６ 日～２８ 日） 愛知県碧南市　　 ：　　農業活性化センターあおいパークについて 　　　　　　　　　　　　　及び市役所庁舎について 岐阜県高山市　　 ：　　市街地活性化について 　　　　　　　　　　　　　及び市役所庁舎について 新政佐野行政視察報告書　 （平成２３年１０月２６ 日～２８ 日） 参加者　　岩崎俊道、林敬忠、荒井仁市、蓼沼一弘、井川克彦、小暮博志　以上６名 ２６ 日（水）視察 ： 愛知県碧南市　農業活性化センターあおいパークについて 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　及び市役所庁舎について 　　　　　　　　　　　　　　説明　 ：　あおいパーク園長　　　　伊藤清和 　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　議会事務局長　 　　　　　名倉敏男 　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　議会事務局議事課課長補佐　　茶谷千房 　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　議会事務局議事課庶務係長　　筒井千賀子 農業活性化センターあおいパークについて 　碧南市は、昭和３２年衣浦港が重要港湾の指定を受けて大規模な臨界用地が造成され、市全体の約４０ ％が埋め立てによる市である。人口は約７３，１００人で、臨界部の工業地帯には約１５０社が進出し、農業 においては野菜指定産地の指定をうけて露地野菜産地となつている。 　碧南市は経済的に裕福であり、自主財源比率も７５．８％（全国７位）と高く、将来負担比率 （一般会計に対 する負債の額）も無い。　 （因みに、佐野市の 自主財源比率は５１．３％、将来負担比率は６７．８％。） 　今回視察した農業活性化センターあおいパークは、都市との交流を基盤とした農業基盤の多角化等による 農家の所得就業機会の創出で農業・農村の活性化を 目指して、平成１０年にオープンしたものである。 　　事業費　　 　 ：　約１７億６，０００万円（内：補助金５億円） 　　施設　　　　 　 ：　本館 （産直市、レストラン、調理加工室、浴室、映像農業館） 　　　　　　　　　　 鑑賞温室 　　　　　　　　　　 体験農園（温室４棟、露地野菜） 　　　　　　　　　　 市民農園（７０区画） 　　コスト関係　　 ：　年間管理コスト　約１億 １，５００万円　。　使用料等収入　約３，４００万円 　　利用者数　 　 ：　 １，０７６千人 （平成２２年、当初 目標 １００千人） 　農業と食と健康をテーマに、農業・農村の活性化をめざし、行政が積極的に進めている様子を聞くことが でき大変参考になった。 　見学の後、意見交換を行なった。 　　 （１）　碧南市の耕地面積は全体で９２１ヘクタール、内訳は田３９５ヘクタール、畑５２６ヘクタールである。 　　 （２）　碧南市の反収は、ニンジン１０アールあたり約６０万円、玉ねぎ１０アールあたり約９４万円。 　　 （３）　碧南市の給食センターでの地産地消は、食材６０品目の内１８品目（３０％）が碧南市産。 　　 （４）　利用者数も多く、もう少し収入も増えても良いのではないか。　等 市役所庁舎について 　平成１１年度に完成した庁舎の調査と見学をして来ました。 　今、佐野市でパブリックコメントを進めている新庁舎との比較を、表１に示す。 　佐野市と比較して、敷地面積が1.61倍、職員当たりの床面積も1.36倍と大きく、余裕のある庁舎であった。 参考として、写真を撮らせて頂いた。 　[議会運営関係] 　　議会の質問の方式は、一括答弁方式または一問一答方式の選択制。持ち時間は１時間以内で、質問 　時間は３０分を保障。一括法式の質問回数は３回までであった。 ２７ 日（木）視察 ： 岐阜県高山市　　市街地活性化について 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　及び市役所庁舎について 　　　　　　　　　　　　　　説明　 ：　商工観光部商工課 市街地活性化推進室室長　　橋本宏 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　議会事務局　書記　　　　 中井亜紀子 市街地活性化について 　高山市は、人口約９２，８００人で、面積も 日本で一番大きな市である。 　京都の祇園祭、秩父の夜祭とともに日本三大美祭と讃えられてきた高山祭がある高山市は、平成２２年 度から平成２６年度まで、中心市街地活性化基本計画を実施している。 　年間の観光客数が約４００万人いる市の状況も視察してきた。 　説明によると、平成１１年を １００％とした場合、中心市街地の人口は平成２１年度８５．１％で、市全体の 減少率９７．１％より大きくなっている。原因と