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体質研ニュース 2008 年冬号(Vol.37) 発行：体質研究所 執筆：松原秀樹 〒192-0352 東京都八王子市大塚 112-4 TEL 042-670-0138 FAX 042-670-0089 1.冷えを解消する食事の秘訣 2.「バックシェイプ DX」体験レポート 3.「開節法」誕生から１０年経って 4.お知らせ １.冷えを解消する食事の秘訣★★★ 昨年の 9 月末に旅行したロス・アンゼルスは、意外にも肌寒かった。白浜が 100 ㎞以上も 続く美しいロングビーチは、真夏でも泳ぐ人はあまりいないという。理由は、メキシコ海流が 寒流で、海水が冷たいからだ。そのため海風が涼しくて、陽が陰ると少し肌寒い。 ところが現地の人たちは、かなり薄着でいた。彼らは、それほど寒くないらしい。皮下脂肪 が多いせいかと思ったが、どうもそれだけではないようだ。アメリカ人女性のブログで、こん な記述を見つけたのだ。 「･･･地元のクリニックがブースを出していて、休息時に消費するカロリー（基礎代謝）の測 定をしてもらった。私の基礎代謝は一日 1858kcal で、体脂肪は 35％だった。･･･」 （「英語のブログを読んでみよう」ごく普通のアメリカ人26 人著（廣済堂出版）より） 日本人の平均的な基礎代謝は、成人男性が 1400kcal、成人女性が 1200kcal とされているか ら、女性で1858kcal とはかなり高い！基礎代謝が高ければ、カロリーが多く熱に変わるので、 体温も高くなる。（だから、英語には「冷え性」という単語がないのか！） アメリカ人は基礎代謝が高いため、体温が高く寒さに強いのだ。その上、空気がかなり乾燥 しているから、水をせっせと補給しないと身体が乾いてしまう。 一方、日本人は概して体温が低く、夏場は湿度が高いので、体内の水が抜けにくいので、「水 毒」という病理が発生しやすいわけだ。 さて、アメリカ人の基礎代謝が高いのは、なぜなのか？おそらく遺伝子的にそうなのだろう が、それだけではないようだ。彼らの食事量は、平均的日本人の 2～3 倍で、しかもその半分 近くが肉を中心にした「タンパク質」だ。 実は、炭水化物・脂質・タンパク質のうち、最も体熱を高めるのはタンパク質なのだ。 よく「肉は身体に悪い」と言われているが、悪いのは「肉に含まれる脂肪」であって、肉そ のものは“腸内で腐敗しないかぎり”悪くはない。 魚も重要なタンパク源で、含まれる脂（EPA ・DHA）は身体によい。が、酸化しやすい。 油脂は、[高熱になる・光に当たる・空気に触れる・時間が経過する] ことで酸化が進む。酸化 すれば、毒性の高い過酸化脂質に変質する。特に、青魚の脂は酸化するのが早い。 以上を考え合わせると、もっとも身体によい食べ方は、『刺身』ということになる。 といっても、3 食とも刺身を食べる必要はない。 体温を上げる食事の秘訣は、カロリー源の 40％をタンパク質にすることである。 [炭水化物 50％・タンパク質 40 ％・脂質 10％]が理想的な比率だ。 もう一つ、体温を上げる作用が強いのが、『香辛料』である。香辛料は、肉や魚が腸内で腐 敗するのを防ぎ、胃腸のぜん動を活発にして消化吸収を助け、便通を改善する。 また、 ミネラル（塩）も重要だ。減塩食は、筋力が落ちて身体が冷える。 冷えを解消するには、食事だけでなく、運動でコアマッスルを鍛えることや、足が冷えない 住環境・労働環境を作ることも大事だ。 1 ２.「バックシェイプ DX」体験レポート★★★ 10 分か 20 分、寝ているだけで背骨と胸郭が矯正される整体マシン「バックシェイプ DX」！ その体験レポートを、浅沼 剛さんからいただいた。 48 歳女性 居酒屋で働いているが、「バックシェイプ DX」を初めて受けた翌日、いつもより声がよく 出るようになって、店内によく響くようになっ