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医療に係る安全管理のための指針 介護老人福祉施設池幸園 第１章　医療機関における安全管理に関する基本的考え方 第！　医務室は診療所としての許可 　老人福礼法による特別養護老人ホーム兼介護保険法による指定介護老人福祉施設の池本 園（以下「池幸園」という｡）に併設されている医務室については、当地本園の開設当時から 医療法第１条の５第２項に規定する診療所として同法第１２条第２項の規定に基づき山形 県知事の許可を得ているので、当医務室は当然に診療所として、医療法令の規定を遵守し て医療行為を行わなければならないのであります。 第２　安全管理に関する基本的考え方 　池幸園の医務室即ち診療所（以ド「診療所」という｡）は、患者さんが公正かつ適正にして 安心な医療を受けられる環境を整え、良質な医療を提供することであり、又その提供過程 における安全確保は、診療所において最も優先すべき責務であります。 　これらの責務を果たすためには、診療所のみならず池幸園の全従業員が一丸となって、 医療の安全に対する意識を高めるとともに、個人と組織の両面から事故を未然に回避し得 る能力を強固にすることが必要であります。 　これらの取り組みを明確にするため、診療所における医療の安全管理、医療事故防止の 徹底を図ることを目的として医療に係る安全管理のための指針を定めます。 第２砂　医療に係る安全管理のための委員会その他医療機関内の組織に関する基本 　　　的事項 　診療所及び池幸園内の安全管理体制を確立し推進するため、園長を委員長とした医療 安全管理委員会を設置するとともに委員会で決定された方針に基づき組織横断的に安全 管理を担う組織として｢池幸園サービス推進会議｣がこれを行います。 　ス、医療安全管理の担当者としてリスクマネージャーを配置します。 　委員会及びサービス推進会議並びにリスクフネージャーは、有機的な連携を図り、池 か園としての一元的な安令管理体制を構築し、医療の安全と質の向上の実効を上げて行 きます。 １ 第］医療安全管理委員会の設置 　　　　診療所内における医療に係る安全管理対策を総合的に企画、実施するため、談判袁I内に 　　　医療安全管理委員会を設置します。 　（］.）委員の構成 　　　　医療安全管理委員会の構成は、次に掲げる委員１５人以内とします。 　　　　①　園長（委員長） 　　　　②　副園長兼生活相談員（副委員長） 　　　　③　嘱託医 　　　　④　看護主幹（リスクマネージヤー） 　　　　⑤　介護課長兼介護支援専門員 　　　　⑥　介護主任及び削主任 　　　　⑦　看護副主任 　　　　⑧　事務局長又は総務課長 （2）委員会の任務 　　　医療安全管理委員会の主な任務は、次に掲げるとおりとします。 　　　①　医療安全管理委員会の開催 　　　②　医療に係る安全管理のための報告制度等で得られた事例の検討、再発防止策の第定 　　　　及びその事項の従業員への周知徹底 　　　③　診療所及び池幸園内の医療事故防止活動及び医療安全管理研修の企画立案 　　　④　その他、安全管理のために必要な事項 （3）委員会の運営 　　　医療安全管理委員会の運営は、次に掲げるとおりとします。 　　　①　委員会は、月１回程度、及び必要に応じて開催します。 　　　②　委員会は、定例とする他の委員会等と併せて開催することができます。 　　　③　委員会開催後、速やかに議事の概要を作成し、２年間保管します。 第２　リスクマネージャーの設置 　　　　リスクマネージャーは看護主幹とし、次に掲げる業務を行います。 　（1）医療事故に係わる役割 　　　　①　医療事故発生の報告又は連絡を受け、直ちに現場で医療事故の状況把握 　　　　②　看護ケース記録の記載、医療事故報告書（事故発生の防止のための指針（平成１９ 　　　　　年７月制定）の別紙Ｎ０４による事故、ヒヤリ・ハット報告書を使川します｡）の作成 　　　　　について、当該部署の責任者に対しての必要な指示