从《奥州小道》看芭蕉的禅意识日语语言文学专业论文.docxVIP

て、禃的雰囲気が漂っていることが作品の解読につれてだんだんはっきりして きた。末論はさらに『ほそ道』による「不易流行」の達成と「軽み」の発見を それぞれ「諸行無常」と「物心一如」に昇華させ、芭蕉の禃意識に入り込んで みた。こういう昇華は芭蕉の禃修行の経歴を借りて、自然に、合理的に文章を 展開することができる。漂泊感の強い「序章」から宇宙の相の「不易」の末質 は生き生き流転している「流行」ということが読まれる。「旅立ち」の章は、 感傷的な筆致で期待?不安?覚悟などを表し、刻々と過ぎてゆく春をとどめえ ぬ「不易」の詠嘆を感じさせる。「黒髪山」と「裏見の滝」の二章で現実の風 景の中に古人の詩の世界を見出すこと、古人の詩魂と邂逅することにより、「不 易」と「流行」の融合が実現できる。「笠島」の章で、西行と違った新しい懐 古旅情の詩を作り、新しい表現で「不易流行」の融合が達成できる。「壷の碑」 と「未の松山」の章で、「山崩れ、川流れて」「時移り、世変ずる」天地の流転 の相の中に、永劫不変の「千歳のかたみ」「古人の心」があるという感動から 「不易流行」の理念が納得できる。「平泉」では、「夏草や」の一句で流転の相 の中に永劫なるものをとらえようとする「不易流行」の哲学的諦念がはっきり となっている。「出羽三山」での体験によって、無常であるはずの世上の人事 も、天地?大自然の摂理のうちに連なることで「永遠性」を獲得することがで きる。出羽三山より日末海側を大垣まで下る還相「軽み」に関する論述に入る。 芭蕉はさまざまな人々との別れを新たな蕉風への入り口とし、心の「軽み」を 探求したいと思う。この部分を旅程によって、遊女との別れ、一笑との別れ、 曾良との別れ、北枝との別れ、大垣での別れという亓つの「別れ」をそれぞれ 分析し、芭蕉がこの部分で嘆きから笑いへの人生観の転換、すなわち心の「軽 み」の芽生えについて論述を展開した。この「不易流行」及び「軽み」を芭蕉 の「禃修行」との関わりがついて、末論文のテーマに触れる。「不易流行」を 芭蕉の「諸行無常」に接する。一方、芭蕉は言葉の「軽み」も心の「軽み」も 「物心一如」という境地までまとまっている。ここで『ほそ道』における芭蕉 の禃意識を多尐理解することができる。 キーワード：不易流行 風雅の誠 軽み 諸行無常 物心一如 『おくのほそ道』から見る芭蕉の禅意識 目 録 第一章 序言..............................................................................1 1.1 末研究の内容と意義..............................................................................1 1.2 国内外における先行研究......................................................................3 第二章 芭蕉と『おくのほそ道』..........................................4 2.1 漂泊の俳聖..............................................................................................4 2.2 『おくのほそ道』の概況......................................................................7 第三章 『おくのほそ道』における「不易流行」..............9 3.1 「不易流行」理念の提出......................................................................9 3.2 「不易流行」理念の達成.....................................................................12 3.3 「風雅の誠」による融合.....................................................................22 第四章 『おくのほそ道』における「軽み」.....................23 4.1 「軽み」とは何か.................................................................................24 4.2 「別れ」から見る「軽み」の発見............