物语系列第2季-1.docx

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羽川翼:羽川翼という私の物語を、しかし、私は語ることはできない。そもそも、羽川翼という名前は既に不安定だ、私は幾度か名字が変わっている、だから、名前にアイデンティティを求められないのである。少しも、全く、これまで、私が私と向き合ってこられなかった大きな理由は、私は自分の名前を自分のものとして認識していなかったからかもしれない。ならば、私は、まず、自分の名前を知るべきだ。それでこそ、初めて、私は自分を定義できるのだろう。これは、阿良々木君が大袈裟にさながら歴史上にせいじんや聖母のように語る私が、ただ一人の人間であることを知ってもらうための物語だ。私は猫である、虎であること、そして、人間であることを知ってもらうための、軒並みがつかりとしてもらうための、裏切りの物語だ。さあ、悪夢から目覚める時がやつてきた。 羽川家には、とにかく、調理器が多い、それが何を意味するかと言えば、この家に住んでいる三人がそれぞれ別の調理器具を使用しているということなのである。いただきました。 はちこち:これはこれは羽川さんではありませんか。今日から学校のようですね、羽川さん。 羽川:うん、そうなんだ。 はちこち:くうぎの勤しむ(いそしむ)と言うの並々の重労働ですね。かくいう私もね小学生の身ではありますが、数々の艱難進行を乗り越えつつの日々に身をやつしております。 羽川:ええ。まよいちゃんは何をしていますか? はちこち:阿良々木さんの家で忘れ物をしたので、それを返してもらうと思って 羽川:忘れ物? はちこち:ほら、昨日彼に連行されまして、その際、私はうかつにりゅこを忘れしまったのです。 羽川:連行? はちこち:無理やりに連行されました。 羽川:いや、犯罪性ましだけど、だったら、阿良々木君の家に行けばいいじゃない? はちこち:勿論、あの方の家へ最初行きました、でも、既に出られた後のようで、自転車がありませんでした。あら。 羽川:ええ、もしも早朝に家を出たというなら、学校に迎え前によっぽど重要な理由があるからか、あるいは、重要な理由はあり終わっていて、阿良々木は昨日の夜からずっと帰っていないのかかもね。 はちこち:は。そのはっそうはありませんでした。さすが羽川さん、私は阿良々木さんの家から何度か逃げ出した後、あるいは、なんかのっぴきならない事件があったかもしれません。 羽川:そうだね。何度か逃げ出したという、既にのっぴきならないぶそうなフレーズをスルーしておこう。じゃ、学校で阿良々木くんにあったら、真宵ちゃんが探してって伝えておくね。 はちこち:よろしくお願いしますね。ではでは、近いうちにまたお会いましょう。 羽川:うん、またね。 はちこち:これからおこる私と阿良々木さんのエピソードは次回作で 羽川:露骨に伏線を貼らないで。あ?あ! 虎:うん、白い、白くて、白々しい。 羽川:あ。ね、戦場ヶ原さん、聞いて、聞いて、私は今日学校に来る途中に虎さんと出会っちゃった。 戦場ヶ原:あら、そう。ところで羽川さん。私はその話を詳しく聞く義務が有るのかしら。聞いて聞いてというのは、。。。じゃなくてまじのお願い?虎と出会った、猫じゃなくて? 羽川:うん。猫じゃなくて虎 戦場ヶ原:虎縞の猫じゃなくて。 羽川:うん。虎縞の虎。 戦場ヶ原:虎を見たって、羽川さん、大変の事実じゃないの? 羽川:そう思うんだけど、でも、違うの、現実の虎さんじゃなくて、多分かいいだと思う。喋ったんだから 戦場ヶ原:そういうなら、私じゃなくて、阿良々木くんに相談したほうがいいと思うわね。私は確かにカニのかいいに出会ったことあるけれど、それに対応する方法やそれに関するの知識を他人より持ってるわけでもないんだから。 羽川:でも、阿良々木は今日は休みみたいだし 戦場ヶ原:え?始業式の列の中にいなかったっけ?彼。いないことを気づかれないとはいることに気づかれない以上の存在感のなさね。 羽川:今朝虎と出会う前に、真宵ちゃんにも出会ったんだけど。あの子の話から推測と、やっぱり何かがしてるっぽいわ。 戦場ヶ原:なにか、ね。電話にしてみた、それかメイルとか 羽川:はばかられて 戦場ヶ原:あら、そう。羽川さん、あなたがもっと図々しくなってもいいと思うけど。 羽川:図々しく? 戦場ヶ原:図太くかしら。あの男はあなたからの便りどんな状況でも迷惑だと思わないわよ。それくらい分かってるでしょう。 羽川:どうかな。あまり分かってないかもん。 戦場ヶ原:羽川さん、阿良々木くんに助けて言ってこと有る? 羽川:え?どうだろう?多分ないんじゃないんかな。 戦場ヶ原:そう。私もないわ。だって、彼は私たちそう言う前に助けてくれちゃうものね。人は一人で勝手に助けるだけとか、きいた風なこと言いながら、でも、何も言わなくても、助けてくれるからって、何も言

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