生活单元学习指导案.PDF

生活単元学習指導案 自閉症・情緒障害特別支援学級 （あすなろ学級）３人 （男子３人） 知的障害特別支援学級 （はばたき学級）３人 （男子２人，女子１人） 指 導 者 河野 由美子 （Ｔ１） 秋田 護 （Ｔ２） １ 単 元 名 そだてたやさいでみそしるをつくろう ２ 単元について (1) 単元の価値 本学級の子どもたちは，毎年 「春の木市」「秋の木市」に行き，季節に応じた自分の育てたい 野菜等を買い，それを育てたり，収穫したりする経験をしている。本年度は６月から９月にかけ て 「げんきなえだまめをそだてよう」の単元で，枝豆を育てる手順を 「枝豆ブック」にまとめ， それを基に，枝豆を学校や家庭でも楽しみながら栽培し，収穫することもできた。また収穫した 枝豆をゆでて食べたり，お月見パーティーでずんだ餅にして食べたりするという経験をし楽しむ こともできた。このように，これまでにも簡単な調理の学習をしてきており，楽しみながら活動 したが，育てた野菜を調理して食べることは，子どもたちにとってより意欲的に取り組むことが できる活動であった。ずんだ餅をつくることができ，達成感も味わっているため，更にいろいろ な調理を行いたい，少し難しいことにも挑戦してみたいという意欲も高まってきた。 そこで，本単元では，家庭で日常的に食事に出されている味噌汁のつくり方を学び，育てた野 菜をつかって味噌汁をつくる活動を設定し取り組んでいく。育てる活動については，「げんきな えだまめをそだてよう」の単元でつくった 「枝豆ブック」を基に，以前に枝豆を育てた活動を想 起し野菜を育てる手順を確認できるようにする。味噌汁をつくる学習は５年生の家庭科でも取り 扱われているが，今回は調理になれるために簡単な手順にすることで，子どもたちが手軽に楽し みながら取り組むことができるようにする。 指導に当たっては，育てる野菜を買いに行くために，これまでの学習でも取り組んできた手順 を知るための活動 「名人ブック」づくりの一環である 「買い物名人ブック」をつくる活動を行う。 また，植えたり，世話をしたり，収穫したりする活動については，「枝豆ブックのよる」これま での活動の想起によって，子どもたちがどんな活動をすればよいのかを考えるようにすることで， 教師の手立てが以前よりも減るようにする。また，味噌汁の調理の手順を知るための 「味噌汁名 人ブック」を完成させ，それを基に模擬練習を行うことができるようにする。つくる活動を行う 際は，「味噌汁名人ブック」で手順を確認し，一人一人が自分の仕事を行うことができるように する。衛生面については一人一人を確認し，安全面については，包丁やコンロを扱う際には，必 ず教師が側にいるようにし，順番を守って活動することができるようにする。さらに，活動や 「味 噌汁名人ブック」を生かして，味噌汁の調理は家庭でも手軽に行うことができるので，保護者と の連携によって，家庭でも保護者と一緒に調理を行ったり，保護者がつくる手伝いをしたりする 活動を計画し，調理を行う機会をもつことで，できるという自信につなげることができると考え る。 このような学習を通して，将来の衣食住の自立を目指す子どもたちに調理することの楽しさを 感じさせ，楽しみながら調理する意欲と態度を身に付けることができると考える。また，この単 元で行った活動が，家庭で保護者と一緒に調理を行ったり，保護者と一緒に買い物に行き，調理 や生活に必要なものを買いたいという意欲を高めることへもつながっていくものと考える。 (2) 単元の目標 ○ 買い物の仕方や，野菜の育て方，調理の仕方の流れが分かり，見通しをもって活動に取り 組み，楽しもうとする。 ○ 野菜の育て方の学習を振り返ることで育て方の手順を確認すると共に，「買い物名人ブッ ク」や 「味噌汁名人ブック」を完成させたり，模擬練習をしたりすることで，買い物の仕方 や味噌汁のつくり方の手順が分かる。 ○ 木市で野菜の苗や種を買ったり，買った野菜を育てたり，育て