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PAGE 6/ NUMPAGES 13 コンクリートとは 　?コンクリート（Concrete）「一緒に作り出す」という意味の英語で、異種の材料が複合して出来た複合材料を意味します。 　?セメントに水を加えたセメントペーストを接着剤として骨材(砂?砕石)を練り混ぜて出来る。 　　(一般的に　　固まる前：生コンクリート、フレッシュコンクリート、 固まった後(硬化後)：コンクリート) 　　《コンクリートの全体組成》 　　　　　　　　　　　　　　　　 １，０００?＝　１ｍ3 　　　　　空げき　　　　　　　　　　　　　　　　固体 空気 自由水 セメント 骨 材 　　　　　　砂 (細骨材：5mmふるいを通過) 砕　　石 (粗骨材：5mmふるいに留まる) 　　　　　　　　　　　　　モルタル 　　　　　セメントペースト　　　　　　　　　　　　不活性充填材 　　　　　　　　　　　　　　　　（全骨材中の砂の容積割合を　ｓ／Ａ　で表す。） 　　　　空げき　→　コンクリート中に自然に含まれる空気??エントラップトエアー 　　　　　　　　→　混和剤を用いた計画的で均一な微細な空気??エントレインドエアー 生コンクリートが固まる(硬化する)原理 　?セメントの主成分は一般的にクリンカーと呼ばれる石灰石?粘土?けい石?鉄原料などを焼成してできた化合物の中に水やアルカリと水和反応して固まる性質(水硬性)を持っている成分がある。(また固まった物質が水に溶けない性質を潜在水硬性という。)また、クリンカーの持つ急激な水硬性の時間的な調節をするため石膏を用いている。 　　《クリンカーの全体組成》　　　　　セメント　１ｔ当り質量比 石灰石：75％ 粘土 15％ けい石5％ 鉄原料2％ その他3％ 　セメントに水を加えよく混ぜて放置すると徐々に硬くなって変形できなくなる過程を「凝結」 　固まりがさらに強固なものものになる過程を「硬化」という。 　セメントが固まるのはセメントの粒子と水の分子が水和反応を起こして、ガラス質の結晶(ガラス結晶)を生成し結晶が草木のように生長しコンクリート内部の骨材間の空げきを埋めて いきます。その密度が高まると細骨材や粗骨材がしっかりと固定され動けなくなる。こうして コンクリートは固まります。 分子?粒子のイラスト 分子?粒子のイラスト セメント粒子　　　　水和に必要なゲル水が　　　　　　活発な水和反応により　　　　　　　 　　　　　セメント粒子の周囲にある　　　　水和結晶の密度が高まる　　　　　　　骨材の固定 コンクリートの材料 １)セメント 　　　生コンクリートに使用するセメントは次のいずれかの規格に適合する物を用いる。 　　JIS R5210(????????????)、 JIS R5211（高炉????）、JIS R5212（???????）　 JIS R5213(???????????)、 JIS R5214 (??????：普通??????)　　 　 　　セメントの種類　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(JIS規格品) 種類（大別） 種類（個別品目） ポルトランドセメント 普通ポルトランドセメント 早強ポルトランドセメント 超早強ポルトランドセメント 中庸熱ポルトランドセメント 低熱ポルトランドセメント 耐硫酸塩ポルトランドセメント 同?低アルカリ形 同?低アルカリ形 同?低アルカリ形 同?低アルカリ形 同?低アルカリ形 同?低アルカリ形 混合セメント 高炉セメント(Ａ,Ｂ,Ｃ種) フライアッシュセメント(Ａ,Ｂ,Ｃ種) シリカセメント(Ａ,Ｂ,Ｃ種) エコセメント 普通、速硬 　　　　　　性　質フェライト相Ｃ4ＡＦ 　　　 　　　性　質 フェライト相 Ｃ4ＡＦ アルミネート相 Ｃ3Ａ ビーライト Ｃ2Ｓ エーライト Ｃ3Ｓ 性質 エーライト Ｃ3Ｓ ビーライト Ｃ2Ｓ アルミネート相 Ｃ3Ａ フェライト相 Ｃ4ＡＦ 強度発現（短期） 大 小 大 小 強度発現（長期） 大 大 小 小 水和熱 中 小 大 小 　　　　　　その他　　　　 その他 Ｃ4ＡＦa　　　 　100 Ｃ4ＡＦ a Ｃ3Ａ 化 90 Ｃ3Ａ 合 80 Ｃ2Ｓ 物 70 Ｃ2Ｓ の 60 Ｃ3Ｓ Ｃ3Ｓ 有 40 量 30 (％) 20 10 0 　　　　　　　　普通　　　　　早強　　　　　中庸熱　　　　低熱　　　　耐硫酸塩 各ポルトランドセメント中のクリンカー構成化合物の構成比率 　　　　　　　 ａ)各ポルトランドセメントの特徴?特性 種　　　　類 特徴?特性