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CHEMOTHERAPY 251 VOL.34 S-5 Cefuroxime axetil (CXM-AX) の生殖試験(III) ― ラッ トにおける周産期お よび授乳期投与試験― 古 橋 忠 和 ・牛 田 和 夫 ・滝 口 珠 意 ・仲 吉 洋 株式会社野村生物科学研究所 Cefuroxime axetil (CXM-AN, SN 407) の100mg/kg,300mg/kgお よび1,000mg/kgを ラ ッ トの周 産期 お よび授 乳期 に経 口投 与 し,母 動物 お よび そ の次世代 に対 す る影 響 を検討 した, 1.母 動物 に関 して は,1,000mｇ/kg投学群 で分 娩3～4日 後 に3例 が穿 孔性 腹膜炎 を併発 して 死亡 した。一般 状 態 て は,軟 便 か1,000mg/kg投与群 の5例 で分 娩2～10日 後:こそれ ぞれ 一過性 にみ られ た。CXM-AX投 与各群 で平均 体 重の増加が 分娩11日 以降 に,ま た,摂 餌 量 の政少 が投 与 開始 後 に一 過性 に,摂 水量 の増 加 が分 娩8～9日 後 にそれ ぞれ み られ た。 分 娩21日 後 の剖 検 で は,CXM-AX投 与各群 で盲腸 重 量 の増 加が認 め られ た。 2.出 生仔 に関 して は,出 生率,生 存 率,離 乳 率 に異 常 は み られ な か った。 体 重 変 動 て は 1,000mg/kg投与群 の雄 で 出生4日 後 お よび7日 後 に抑 制 がみ られ た。 また,出 生21日 後 にお い て は,雄 では300mg/kg以上 のCXM-AX投 与各群,雌 では1,000mg/kg投与群 で,12週 齢 で は,300mg/kg以上 の投 与 各群 の雌 で盲腸 重 量 の増加 が み られ た,な お,生 後 分 化状 態,外 形,内 部器 官,骨 格,機 能,行 動,情 動 性,学 習,生 殖 能力 等 にCXM-AX投 与 に よ うと考 え ろれ る変 動 はみ られ なか った。 以上 の結果 か ら,本 実験 条件下 にお け るCXM-AXの 無 影響 量は母動物 に対 しては100mg/kg付 近 にあ り,母 動物 の生殖 に対 して は300mg/kg,次世代 に対 しては100mg/kgであ る と結 論 した。 Cefuroxime axetil (CXM-AX, SN 407) は英 国 グラ 態 お よび体重 変動 に異 常 がみ られ ない動物 を試 験 に用 い ク ソ社 で開発 され た 経 口用 Cephalosporin 系抗生物質 た。 なお,動 物 の個 体識別 は.入 荷 の4日 後 に ラ ッ トの である。本剤の安全性 を確かめる試験の一環 として,ラ 尾部 に番 号 を動物用入 れ 墨器 にて記 入す る こ とに よ り行 ヅ トにおける周産期および授乳期経 口投与試験を実施 し った。 出生 仔(以 下,F1)の 個 体識 別 ば,3～4週 齢 時 たので報告する。 に尾 部 に親 番号 を動物用入 れ 塁器 にて記 入 し,さ らに、 I.実 験材料および方法 背 部 の被毛 に個 体番 号 を ピク リン酸 にて染 色 す る こ とに 1.被験物質 よ り行 った。 CXNI-AX 原末 (Batch No. DOP 108 RD) は,新 日 動物 ぱ,温 度23±2℃,相 封 湿 変55±10%,明 暗各 本 実業株 式会社 よ