6-1.メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(mrsa.docVIP

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  • 2017-02-05 发布于湖南
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6-1.メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(mrsa.doc

6-1.メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(mrsa

北大病院感染対策マニュアル 第 6 版 6-1.メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA) Ⅰ. MRSAの出現と耐性機序 MRSA とは,Methicillin-Resistant Staphylococcus aureus(メチシリン耐性ブドウ球 菌)の略で,1961年に英国で初めて報告され,1970年代以降は世界各国で MRSA感染の増 加がみられ深刻な問題となっている。MRSAは従来のメチシリン感受性ブドウ球菌(MSSA) とは異なり,特有な細胞壁合成酵素(ペニシリン結合蛋白)PBP2’を作ることでメチシリ ン耐性を獲得した。PBP2’は mecA と呼ばれる遺伝子にコードされており,mecA 転写を調 節する関連遺伝子とともに SCC (staphylococcal chromosomal cassette)と呼ばれる大き な DNA断片(SCCmec)に組み込まれている。現在では,この SCCmecはコアグラーゼ陰性ブド ウ球菌(CNS)由来と推定されている。MRSA 株から MSSA 株への SCCmec 転移はほんのわず かな回数しか起きないので,世界中の MRSA出現は新しい MRSAクローンの新規導入の多発 ではなく,ほんの少数のクローン型の伝播から生じていることが明らかになっている。(参 考文献:Hiramatsu,K.,L.Cui,M.Kuroda,andT.Ito.2001.Theemergenceandevolution of methicillin-resistant Staphylococcus aureus. Trends Microbiol 9:486-93.) Ⅱ. MRSAの伝播経路 従来,MRSAは医療従事者の手指を介する直接的な接触感染により患者から患者に伝播す るとされてきた。近年,MRSAは乾燥した環境でも数日から数週間生存できることが知られ ようになり,医療従事者の衣服,医療機器や環境を介した間接的な接触感染による MRSAの 伝播が注目を集めるようになった。現在では,患者,医療従事者,環境の3者が MRSAのリ ザーバーになると考えられている。監視培養による MRSAの早期発見,個室隔離を行うか否 か,MRSAの除菌を行うか否かは,患者のリスクに応じて決める。 Ⅲ. MRSAが入院患者から新規に検出された場合の連絡?報告 「サーベイランス」の項目を参照のこと。 Ⅳ. MRSAのスクリーニングと除菌及び除菌の判定 MRSAを含む黄色ブドウ球菌は,ヒトの鼻腔,口腔,咽頭,皮膚,消化管の常在菌である。 一般健康者の 1%,病院職員の 5%が鼻腔に MRSA を保菌する。抗菌薬投与中の患者の MRSA 保菌率はさらに増加する。 まず,すべての患者が MRSA保菌者の可能性があることを認識することが重要である(検 査を行わないと,MRSA保菌者であることはわからない)。従って,個室に隔離する MRSA検 メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)(H28.5 改訂)-1 北大病院感染対策マニュアル 第 6 版 出患者の他にも,MRSAを排菌している患者はいることを認識し,標準予防策の遵守を行な うことが重要である。 1.入院患者のスクリーニングと除菌 入院3日(72時間)以内にMRSAが検出された場合は,「持込み」としている。早期の検出の 確認は伝播防止対策につながるため,「持込み」を把握することが重要である。「持込み」 は,MRSA 検出歴,他院入院歴,皮膚病変,ドレーン等の挿入のある症例に多いため,疑われ る場合には3日以内に細菌培養検査を行うことが望ましい。また,検出部位としては,気道, 皮膚,消化器,泌尿生殖器系の順に多い。 侵襲の大きな手術等,MRSA感染症を発症するリスクの高い患者に,鼻腔スクリーニン グと除菌を行なう。ムピロシン軟膏(鼻腔),イソジンうがい(咽頭),イソジン液(皮 膚)にて局所の除菌を行う。全身的な除菌が必要な場合には,バクタ,リファンピシン 等の内服を併用する。 2.職員のスクリーニングと除菌 MRSA アウトブレイクが起こり,医療従事者の保菌がその原因として疑われる場合に, 希望者の鼻腔スクリーニングを行う。スクリーニング陽性で,除菌を希望する者にはム ピロシン軟膏で除菌する。 鼻腔スクリーニング陽性だが,何らかの理由で除菌ができない場合には,手指消毒を 頻回に行う,マスクを着用して手が直接鼻に触れないようにする,免疫低下患者を扱わ ないような配置を行う等の慎重な対応が必要である。 3.除菌方法 ムピロシン(バクトロバン鼻腔用軟膏?)軟膏の適正使用 1)使用期間 ① 鼻腔保菌者のムピロシン軟膏の塗布は原則1日3回,3日間とする。 ② 3日で除菌で

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