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建築材料学概論 期末試験問題（2014 年度） １． クリープ係数とは何かを説明し、下図に示された記号（ ε～ε）を用いて表せ。 1 5 ε3 ε2 ε4 ε1 ε5 ２． 通常の火災による火熱が加えられた場合に、加熱開始後 10 分間は、燃焼せず、変形?溶融など防火上有 害な損傷を生じず、避難上有害な煙やガスを発生しない材料のことを何というか？ ３． 木質材料について述べた次の文章中の空欄①～⑤を埋めよ。 木質材料の中で、（①）は、挽板によって構成され、繊維方向を平行に積層接着したものであり、大 断面材?長大材?湾曲材として用いられている。LVL は、（②）を構成要素とし、繊維方向を平行に積 層接着したものであるが、繊維方向を直行させて（②）を奇数枚積層接着した（③）とは異なる。その 他にも、木片に接着剤をスプレー塗布して熱圧成形した（④）や、木片を解繊し接着剤を添加して乾燥 後圧縮した（⑤）なども製造されている。 ４． 発泡させて断熱材として用いられる樹脂を、熱可塑性樹脂から一つ、熱硬化性樹脂から一つ挙げよ。 ５． 日本の夏において、室内の温度環境を快適に保つための空調エネルギーを少なくするためには、窓ガラス にはどのようなものを用いればよいか。 ６． 石材に関する下表の空欄①～③を埋めよ。 岩種 ① ② ③ ④ 名称 大谷石 ビアンコカララ インペリアルレッド 銚子石 ７． タイルの張り方の一例を下図に示す。下図の張り方を何というか。また、下図で用いられているタイルは、 湿式製法と乾式製法のどちらで製造されたと考えられるか。 くし目引き ８． ポルトランドセメントについて述べた次の文章中の空欄①～⑤を埋めよ。 ポルトランドセメントの主原料は、CaO分の供給源である（①）のほかにも、粘土、珪石、鉄などで あり、これらの原料の成分調整がなされ、キルンで焼成された後クリンカーとなり、仕上工程で3～4% の（②）が添加され微粉砕されてセメントになる。クリンカーの主要化合物は、（③）、（④）、C3A お よびC4AF であり、（③）および（④）は水と反応して、珪酸カルシウム水和物と（⑤）を生成する。 ９． 水セメント比が小さいコンクリートでシリカフュームを用いると圧縮強度が高まる理由について説明せよ。 １０． 表面水率が4.0%である粗骨材の質量を測定したところ 2.6kg であった。また、この粗骨材を絶乾状態 にして質量を測定したところ2.4kg であった。この粗骨材の吸水率（%）を有効数字2 桁で答えよ。 １１． 材料?調合に関する下記の操作のうち、コンクリートの材料分離が生じやすくなるものを全て選択し、 記号で答えよ。 ①単位水量を増加させる。 ②単位セメント量を増加させる。 ③セメント粒子の大きさを小さくする。 ④セメントの一部をシリカフュームで置換する。 ⑤粗骨材の最大寸法を大きくする。 １２． 同じ材料を用いてコンクリートを製造したところ、水セメント比が40%の場合には 60N/mm2 の圧縮強 度が得られ、水セメント比が 60%の場合には 30N/mm2 の圧縮強度が得られた。水セメント比を 50% とし た場合に得られる圧縮強度を求めよ。 １３． 海岸のごく近くに建設予定の鉄筋コンクリート造建築物において、塩害による劣化を防止するために 採用すべき鉄筋に対する方策としては、どのようなものがあるか。 １４． 鋼