資料20－4－2もんじゅ、ふげんの安全管理等ふげんでの取り組み.pdfVIP

Fugen Decommissioning Project 資料20－4－2 もんじゅ、ふげんの安全管理等 ふげんでの取り組み 平成24年3月5日 独立行政法人 日本原子力研究開発機構 敦賀本部 原子炉廃止措置研究開発センター「ふげん」 1 Fugen Decommissioning Project ふげんの施設解体等の状況(平成23年度) １．安全対策等：NISA指示文書対応として、緊急安全対策、シビアアクシデント対応、ストレステストについて実施。 ２．汚染状況等の調査 ：解体撤去工事等の工事計画の策定並びに廃棄体確認等における放射能濃度評価方法の検討のため、運転中の 廃棄物及び供用終了の措置が完了した施設から試料を採取し分析する。 ３．汚染の除去工事 (1) 重水系等の残留重水回収 ：系統重水 （重水貯槽室等）の残留重水を回収する。 (2)原子炉補助建屋機器のトリチウム除去 ：重水配管 （ポイズン供給系等、重水浄化系室）の系統内のトリチウムを除去する。 (3) カランドリアタンク等のトリチウム除去 ：カランドリアタンクを含む重水系?ヘリウム系等を乾燥空気の循環によりトリチウム除去する。 (4)遮へい冷却水の抜出し等作業 ：カランドリアタンク等を覆っている鉄水遮へい体の遮へい冷却水（六価クロム含有水）抜き出し、無害化 処理する。 ４．解体撤去工事 (1)復水器等の解体撤去 ：復水器本体のうち、Ｂ側上部( Ｂ復水器上中部内部構造物、組合せ中間弁 （４基）等）の解体撤去を実施。 ５．技術開発と研究開発 (1)廃止措置技術の研究開発等 ：原子炉領域解体工法に用いられる切断工法(レーザー等)の技術開発、クリアランスレベル以下を目指し た除染技術の調査等 (2)高経年化のための調査研究 ：ステンレス鋳鋼の熱時効脆化調査、SCC対策の検証 ６．設備 ?機器等の維持管理 (1)第24回施設定期検査 ：廃止措置対象施設のうち核燃料物質の取扱い又は貯蔵に係るものについてH23.12～H24.3に受検。 (2)設備の自主点検及び自主検査 ：廃止措置計画に基づく維持管理すべき設備 ?機器等について自主点検及び自主検査を実施。 ７．使用済燃料搬出 ： 予定なし(再処理施設の耐震性裕度向上対策等により実施せず) ８．重水搬出 ：重水をカナダの原子力発電所で再利用するため、2 回（約40t）搬出を(計12回) 2 Fugen Decommissioning Project 1．安全対策等 １ 緊急安全対策(平成23年4月)： ?津波による３つの機能（交流電源を供給する全ての設備の機能、海水を使用して原子炉施設を冷却する全ての設備の機能 及び使用済燃料貯蔵プールを冷却する全ての設備の機能）を喪失したとしても、使用済燃料の損傷を防止し、放射性物質の放 出を抑制しつつ、使用済燃料貯蔵プールの冷却機能を確保するため、以下の安全対策を講じ、体制を整備した。 ?これら体制の整備について保安規定を変更した。 ① 緊急点検の実施 ② 緊急時対応計画の点検と訓練の実施 ③ 緊急時の電源確保 ④ 緊急時の最終的な除熱機能の確保 ⑤ 緊急時の使用済燃料貯蔵プールの冷却確保 ⑥ 各サイトにおける構造等を踏まえた当面必要となる対応策の実施 ２ シビアアクシデントを踏まえた対応(平成23年6月)： ?シビアアクシデント(使用済燃料の重大な損傷)の発生事象を踏まえ、以下の措置を実施した。 ① 緊急時における発電所構内通信手段の確