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養蚕および製糸についての研修報告 　 　　　　　　　　　大内田　 明子 　　　　　 Ⅰ．　研修の概要 　　【テーマ】 　　　　　養蚕技術と製糸技術の習得 　　【 目的】 　　　　　博多の地で、博多織に使ってもらう糸を作るために、蚕がどのように育ち、 　　　　　その繭からどのように糸が作られるのかを学ぶ。 　　【主な研修先】 　　　　　碓氷製糸農業協同組合 　　　　　養蚕農家（個人宅） 　　　　　群馬県蚕糸技術センター 　　【研修期間】 　　　　　２０１０年４ 月～２０１０年９月 　　　　　 Ⅱ． はじめに 私は２年にわたり博多織を学んでまいりました。織りの技術はもちろん、 　　　　博多織にまつわる様々なことを学ばせていただきました。 　　　　　 その中に、材料である生糸のこと、国産の絹糸の現状、養蚕業の厳しい現 　　　　状なども含まれておりました。 　　　　　　また、そもそも私の考える ’織り’の中には、［原料を作ること→糸を作ること 　　　　 →染めること→織ること→形にすること］という一連の工程が含まれておりました。 　　　　　　さらに、地元で育てた蚕から糸をとり、織ってもらえるととてもうれしい…という 　　　　 気持ちもありました。 　　　　　　以上の３点から、必然的に「地元での養蚕?製糸を行うこと」を 目標に据えて 　　　　おりましたところ、この研修制度を知り、利用させていただけることとなりました。 　　　　　　半年間という限られた期間で、養蚕?製糸という共に未知の分野のことを、 　　　　どれだけ身につけられるのか、非常に不安な気持ちを抱えての出発となりました。 　　　　しかし、 多くの方々との出会いによって、帰福後も、準備に前向きに取り組めて 　　　　いることに感謝するばかりです。 1 　　　　　 ⅢⅢ．．養蚕養蚕についてについて 　　　 桑畑桑（㎡（1010アールア ル））→→桑葉桑g→kg→蚕種蚕種6200062000粒粒 →→繭繭100100kg→kg→生糸生糸糸1818．．55kg→kg→絹織物絹織物2020 ．．44反反 　　　　　　　 １１．．桑園桑園のの管理管理 　　　　　　　　　 土地土地のの気気候気候やや家家蚕家蚕（（かさんかさん））ををを飼飼飼ううう時時期時期によってによって、、桑桑桑のの仕立仕立てて方方がが変変変わってくるわってくるく 。。 　　　　　　　　　蚕蚕にやるためににやるために伐採伐採するのでするので、そのその分肥料分肥料をやらないとをやらないと 良良いい桑桑のの葉葉がが採採れないれない。　　 　　　　　　　　　またまたまた、、蚕蚕がが死死んんでしまうためんでしまうためしまうた 、、農薬農薬農薬ややや除草剤除草剤除草剤などなどのなどの使用使用使用はは注意注意意ををを要要要すするする。。 　　　　　　　　　　　　　　２２ ．．養蚕養蚕養蚕のの作業作業作業のの流流流れれれ 　　　　　　　　 （　　　　　　　　 （（１１１）））通年通年通年 　　　　　　　　　 　　　　　　　　 　　　　　　　　 ? 気候気候気候にもよるがにもよるがにもよるが、、春蚕春蚕春蚕（（（はるごはるごはるご）））?夏蚕夏蚕夏蚕（（（ななつごなつごご）））?初秋蚕初秋蚕初秋蚕（（（ししょしゅうさんしょしゅうさんし うさん）））?晩秋蚕晩秋蚕晩秋蚕（（（ばんしばんしゅうさんばんしゅうさんうさん）））? 　　　　　　　　　 晩晩々々秋蚕秋蚕（（ばんばんしゅうさんばんばんしゅうさん））のの蚕期蚕期（（さんきさんき））。各蚕期各蚕期はは約約１１カカ月月～～１１ヶヶ月半月半。 　　　　　　　　　 　　　　　　　　　 養蚕養蚕養蚕ががが盛盛盛んだんだったころのんだったころのたころ 大規模養蚕農家大規模養蚕農家大規模養蚕農家で