平成27年度保安検査結果.pdfVIP

平成２８年度保安検査方針 福 島 県 ＜平成２７年度保安検査結果＞ １ 保安検査実施件数 １１０件 （県実施分） ２ 平成２７年度の主な指摘 （指導）事項 （１）製造設備関係 ア 定期自主検査による技術上の基準への適合確認の未実施 イ 移動式製造設備に係る誤発進防止装置の作動不良 ウ 防液堤に係るブローバルブの腐食、劣化 エ ＣＥ設備の付属配管等における着霜及び氷付着 オ 貯槽の液面計本弁からの微少漏洩 カ 計装類の破損 キ 計装類の比較検査で使用する確認用具の校正期間超過 ク ガス漏えい検知警報設備の精度維持管理の不良 ケ 防消火設備の動力ポンプの作動不良 コ 散水ノズルの詰まり サ 充てん容器等への転倒防止措置の不徹底 シ 警戒標の設置不備 （不鮮明、劣化による外れ等） ス 車両停車位置表示の未設置及び不明瞭 （２）記録 ?書類関係 ア 危害予防規程の管理不十分 （内容が実態に即していない、変更があったにもかかわらず 届出がない） イ 保安教育計画の未作成 ?管理不徹底 （保安統括者が実施記録を確認していない、実施結 果の記録がない） ウ 保安統括者代理者が長期休暇中にも関わらず、新代理者を選任していない エ 設備管理台帳による機器の経年変化の未把握 ?不明瞭 （管理漏れ等により機器の増設 ? 修理の履歴がない、増設 ?修理内容の具体的な記載がない、冷凍施設における設備ごとの 台帳が整備されていない、設備系統図が更新されていない） オ 設備機器の変更に伴う開放検査周期変更の未報告 カ 日常点検に係る不備 （点検記録表に保安統括者の確認印がない、点検結果の記入漏れが ある、交換が必要な機器を保安係員へ報告していない） キ 代表者変更、冷凍取扱責任者選解任の未届 - 1 - ＜平成２８年度保安検査方針＞ １ 保安検査の重点事項 （１）開放検査の周期内実施の徹底とKHKS 保安検査基準の適切な運用 検査周期の管理と検査の周期内実施の徹底を図るとともに、「耐圧性能及び強度」に係る 検査対象設備とそれらに対する検査実施状況に着目しながら、告示指定された KHKS 保安 検査基準 （2011）の適切な運用のための周知 ?指導を行う。 ア 各機器の設備管理台帳及び開放検査周期表の作成並びに機器の管理漏れの有無及び各機 器の検査周期の適否を確認する。 イ 各機器について、耐圧性能及び強度に係る検査項目 （外部目視、内部目視、肉厚測定、 肉厚測定以外の非破壊検査または耐圧試験）が漏れなく実施されているか確認する。 ウ フレキシブルチューブ類の本数をフロー図により事前に把握し、その交換 ?検査 ?管理 が確実に実施されているか確認する。 （２）日常点検の的確な実施 設備の経年劣化による事故を未然に防止するためには、日常点検や定期的な補修が重要で あることから、事業者に対する下記の指導を行うとともに、事故による地域への影響及び予 測される経済的不利益等を説明することにより、自主保安意識の涵養を図る。 ア 一日に３回以上 （始業時、稼働中、終業時）の点検を確実に行っているか確認する。 イ 危害予防規程で日常点検基準を位置付けている場合は、当該基準に則した検査を行って いるか確認する。 ウ 日常点検の項目には、正常 ?異常の範囲が明確化されているか確認する。 エ 日常点検または設備使用中に不調 ?不具合 ?故障等の異常が発見されたことはないか、 また、対応履歴を設備管理台帳等に記録しているかを確認する。 オ 保安管理体制が機能するよう運営されているか、点検者及び責任者の記名又は押印をも って確認する。 （３）危害予防規程等の実態に即した整備 事故発生時に迅速かつ的確な対応をとれる体制が整備され、それが有効に機能するよう、 危害予防規程及び附属規程に係る事業者の理解の促進を図り、事業所の実態に即し