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第１章 物質の構成と変化 3.物質量と化学反応式 原子量?分子量と物質量 17 1 原子量?分子量と物質量 §１ 原子量?分子量?式量 原子量 質量数 12 の炭素原子の質量を正確に 12 としたときの各原子の平均相対質量を原子量 という。質量数の異なる同位体もその存在率に合わせて平均する。 例 炭素 原子 相対質量 存在比(%) 12C 12 98.90 13C 13.00 1.10 90.98 10.1 [炭素の原子量] 12 00.13 =×+×= 01.12 100 100 分子量 分子を構成する原子の原子量の総和を分子量という。 例 水 H2O (H=1.0, O=16) H2O=1.0×2＋16×1=18 式量 組成式?イオン式中に表された原子の原子量の総和を式量という。 例 塩化ナトリウム NaCl (Na=23, Cl=35.5) NaCl=23×1＋35.5×1=58.5 §２ 物質量 物質量 6.02×1023 個の粒子をひとまとめにした量を物質量 1mol(モル)という。 アボガドロ定数 物質 1mol を構成する粒子数をアボガドロ定数といい，6.02×1023/mol で表す。 モル質量 物質 1mol の質量をモル質量といい，原子量?分子量?式量に g/mol をつけて表す。 例 水 H2O (H=1.0, O=16) H2O=18。よって，H2O のモル質量は 18g/mol。 ? 物質量は化学において物質の量的な関係を考える基本となる量。 化学Ⅰ hc1k0007 第１章 物質の構成と変化 3.物質量と化学反応式 原子量?分子量と物質量 18 ? 原子量は指定されるので，覚えなくてもよいがよく使うものについてはある程度の 値がわかるようにしておくとよい。 ? 分子量?式量→モル質量は化学式がわからなければ求められないので，化学式が重 要。 ? さまざまな物質についてその化学式を表し，分子量?式量?モル質量を求められるよ うにしよう。 ? さまざまな物質の質量?粒子数?物質量を相互に計算できるようにしよう。 ☆ 次のような関係をいつでも使えるようにしよう！ 物質の質量 ：w [g] 物質の物質量 ：n [mol] 物質の粒子数 ：N [個] アボガドロ定数 ：N A [/mol] = 6.02×1023[/mol] 物質のモル質量 ：M [g/mol] N N n = ,= A , NnNN A = N A n w w n == ,, MnMw = M