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- 2017-05-29 发布于浙江
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我的个人主义 --- --夏目漱石
私の個人主義
夏目漱石
――大正三年十一月二十五日学習院輔仁会において述――
私は今日初めてこの学習院というものの中に這入(はい)りました。もっとも以前から
学習院は多分この見当だろうぐらいに考えていたには相違(そうい)ありませんが、はっ
きりとは存じませんでした。中へ這入ったのは無論今日が初めてでございます。
さきほど岡田さんが紹介(しょうかい)かたがたちょっとお話になった通りこの春何か
講演をというご注文でありましたが、その当時は何か差支(さしつかえ)があって、――
岡田さんの方が当人の私よりよくご記憶(きおく)と見えてあなたがたにご納得のできる
ようにただいまご説明がありましたが、とにかくひとまずお断りを致(いた)さなければ
ならん事になりました。しかしただお断りを致すのもあまり失礼と存じまして、この次に
は参りますからという条件をつけ加えておきました。その時念のためこの次はいつごろに
なりますかと岡田さんに伺(うかが)いましたら、此年(ことし)の十月だというお返事
であったので、心のうちに春から十月までの日数を大体繰(く)ってみて、それだけの時
間があればそのうちにどうにかできるだろうと思ったものですから、よろしゅうございま
すとはっきりお受合(うけあい)申したのであります。ところが幸か不幸か病気に罹(か
か)りまし
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