【白兔糖】日本动漫台词剧本「うさぎドロップ」第一话.docVIP

第１話 りんどうの女の子 大　吉：あ…。なんだぁ、今の…？　あ゛～～～、んん…。 大　吉：んな…、いいよ。起きるとこ。ああ…、そうか。わかった。気にすんなって…。週明けに先方に掛け合おうや。なっ？　じゃあな。 大　吉：昨日の夜、母方のじいさんが死んだ。さっきの夢、ありゃぁ、じいさんと…、母ちゃんか？　親戚とも縁遠くなってたみたいだ。 大　吉：あ～あ。久しぶりに来たのが葬式かぁ…。 り　ん：あ…！ 大　吉：あ…？　んん？ り　ん：あ…！ 大　吉：あぁ…？ 大　吉：来たよ。 幸　子：うん。あら、大吉早かったじゃない。荷物、おじいちゃんの寝室にね。 大　吉：うん。なんか、庭に女の子いたけど、春子んちのってあんなだったったけ？ 幸　子：ふぅ…。麗奈ちゃんじゃないわよ。 大　吉：どこの子よぉ？ 幸　子：んも～、このキッチン使いづらいわねえ。はあ…、これからどうしたらいいのかしら？ 大　吉：７９っつったら大往生じゃねえか。 幸　子：あの子、おじいちゃんの隠し子みたいなの…。 大　吉：はあ～～っ！！　じ～さんの子供～っ！！ 幸　子：おじいちゃん、何も言ってくれないんだから。 大　吉：あぁ…。 幸　子：愛人さんもいなくなっちゃって…。 大　吉：愛人って、７９だろう。 幸　子：も～恥ずかしいやら情けないやら…。 大　吉：じゃ～、あれだ。母ちゃんの妹か。そんでもって、俺の叔母さん。っへっへっへっへ…。 幸　子：もぅ、何ふざけてんのっ！　３０にもなってそんな無神経なこと言わないでちょうだいっ！ り　ん：うっ…。うぅ…。 大　吉：大往生じゃねえか。じいさん。んん…？ り　ん：あっ…！　ん…。 憲一妻：おいくらぐらい包めば…？ 葬儀屋：これはお志ですので、おいくらでも構いません。 憲一妻：そうは言っても相場というものがありますでしょう？ 葬儀屋：ホントにおいくらでもよろしいんですが…。まあ近頃は、お経と御戒名を合わせてというのが多ございまして…。 憲一妻：四、五十万、ですってよ。 憲　一：結構な額だなあ。 大　吉：どうも。ご無沙汰してます。 憲　一：おお、大吉。久しぶりだな。忙しいのか？ 大　吉：ええ、まあ。 カズミ：忙しい忙しいって、お母さん会いたがってるのに、正月にも帰って来ないんだから。はい。 春　子：待ちなさいっ！　麗奈っ！ 大　吉：ずるずるずるずる…。 麗　奈：だ～んっ！　わ～～いっ！ 春　子：ちょっと、麗奈っ！！ 大　吉：春子ぉ。 春　子：お、ああ、大ちゃん。久しぶり。 麗　奈：ママ～～！ 春　子：麗奈っ！ 麗　奈：ふふっ！ 春　子：んも～、捕まえたっ！　んもぉ、いい子だから大人しくしてね。 麗　奈：嫌だ～、嫌だ～！ 大　吉：何です？ 憲　一：いやぁ…。お前、おじいちゃんに似てたんだなあ…。 行　雄：大吉、お前聞いたか？ 大　吉：ええ。さっき母から。 万亀男：本当にそうなのかのう？　兄さんも人一倍は、寂しかろうとは思っとったが…。 り　ん：んん？　んん、んん、んん、んん。ん、ん、ん、ん、ん…。 良　治：母子手帳があったらしいですよ。りんという名前で。 憲　一：にしたって、７９なんて年でこんなこと…。 大　吉：まあ、父ちゃんだったらともかくぅ、なんつうかむしろ「よくぞやってくれた」って感じっスよ。 幸　子：大吉。押入れから、座布団運んどいてくれる？ 大　吉：んん？ り　ん：うっ…！　あっ…！ 大　吉：な～んだよ？ 麗　奈：ねえねえ。それと取り替えてえ？　あっ、ダメ～！　そのままちょうだ～い！　で～きた～！　うっ、うふぅっ！　ね～、見て見て～！ 春　子：麗奈！　走らないで！ 憲一妻：んま～、お上手！ 麗　奈：きれ～？ 行雄妻：ホント、麗奈ちゃんは綾取り上手いわね～！ 沙百合：次はぁ、四段柱やってみて？ 麗　奈：ん～～…。 沙百合：あらあら麗奈ちゃん。ちょっと貸してみてえ？ 麗　奈：ん～～！　うんこ爆弾っ！ 春　子：こら～、麗奈っ！ 大　吉：おじさん。おじさん。 憲　一：んん？ 大　吉：先、寝てください。線香の番、やりますんで。 憲　一：おお、あぁ、そうか。おい、ここで寝るな。 秀　行：あ、ああぁっ…。 憲　一：あっちで休ませてもらおう。 秀　行：あぁ、線香はぁ？ 憲　一：あぁ、大吉が見てくれるって。さぁ、よっこらせっと…。 り　ん：ん～、んんんん、んん…。 秀　行：兄さん、頼んだぞぉ…。 り　ん：あっ！ 大　吉：お前も向こうで寝て来な。 り　ん：んん。大丈夫。 大　吉：ひでえ顔。 り　ん:ふぅ…、ふぅ…。 大　吉：ん～ん。ん～…。 葬儀屋：それでは皆様。最後のお別れをなさってください。 春　子：麗奈、いらっしゃい。 麗　奈：は～～いっ！ 春　子：おじいちゃんにお別れのご挨拶よ。 麗　奈：は～～い…。 良　治：んん？ 春　子：うぅ…。 麗　奈：