言语人文学会大会.PDFVIP

平成23 年度 言語人文学会大会 http://hc3.seikyou.ne.jp/home/langue/index_genjin.htm 平成23 年8 月6 日(土) 時 間 10:00～15:30 会 場 アイーナ(盛岡駅西口) 団体活動室 受付は9 時半から 参加費は無料です 会員、一般の参加は事前申し込み不要です 高校生・高校教員の皆さんは申込書により申し込むようお願いいたします。学会ホームペー ジにおいて申込書の様式をダウンロードして下記連絡先にファイルを添付してメールによ りご連絡ください （あるいはFAX により019-688-5577 （大学総務部）高橋幸雄宛送信下さ い）。 後 援 岩手県教育委員会 (財)岩手県国際交流協会 連絡・問合せ先 〒020-0183 岩手県岩手郡滝沢村滝沢字砂込808 番地 電子メール t-yukio@morioka-u.ac.jp 盛岡大学文学部英語文化学科 高橋 幸雄 大会日程 09:55 開会宣言 10:00～11:00 基調講演 西 俊六会長（元盛岡大学教授・元高文連会長） 言語と人間 言語は人間性そのものである。そのような言語を「教える」と言うことはどのようなことか、あ るいは「研究する」とはどういうことか、についていくつかの事柄について語ります。 11:00～12:30 研究発表 司会 榎本 暁（名城大学） 黄 慧 東京外国語大学大学院博士課程 オノマトペの使用実態に関する一考察―絵本に焦点を当てて― 日本語におけるオノマトペの使用実態に関する研究は小説およびマンガを中心に行われている。 本稿では、インターネットで公開、閲覧できるようになっている絵本および市販の絵本 113 冊を 資料として扱い、絵本におけるオノマトペの使用実態を明らかにすることを目的とする。113 冊 から収集したオノマトペを考察した結果、小説およびマンガに用いられているオノマトペと違う 形態的特徴を持つものが使用されていることが明らかになった。著者および作品によってオノマ トペの使用状況も違ってくるが、全体的に多様なオノマトペが使用されていること、臨時的に作 られるオノマトペよりも、オノマトペ辞典に載っている慣習的なオノマトペのほうが多用されて いることが分かった。オノマトペは感性によるものであり、日本語において最も重要な役割を果 たし、言語生活を豊かにするものである。絵本は子どもの感性を育成するために重要な役割を果 たしていると言われている。そのため、子どものときから日本人としての感性を育成することを 想定されて作られていることが伺える。 神原 利宗 東北大学大学院博士課程・日本学術振興会特別研究員 菅野 彰剛 東北大学 川島 隆太 東北大学 神経言語学からみた言語の理解 言語は脳の中でどのように理解されているのか。この問いに答えるため神経言語学の分野では、 古くは脳を損傷した患者の生前の行動と死後の脳解剖のみにより検証を行なってきた。加えて近 年では、科学の進歩に伴い脳機能イメージングという新たな実験手法が登場し、健常な人の言語 を理解している際の脳活動の撮像・検証も行なわれている。本発表では、これまでの神経言語学 の言語の理解に関する研究について概観を行う。 高橋 幸雄 盛岡大学 英語音声の音色の科学 英語の側音/l/ にはDark [l] （たとえばschool とcu