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北极温暖化増幅
細氷60号 2014 解説
北極温暖化増幅
北海道大学 大学院地球環境科学研究院 吉森 正和
1 はじめに
二酸化炭素に代表される温室効果気体の産業化以降の急激な濃度増加に伴って、『地球温
暖化』が社会問題になっている。そしてこの問題は今後より深刻化し、人間の生活や生態
系・生物多様性に大きな影響を与えることが懸念されている。地球温暖化と一口に言って
も、地球上どこでも同じように暖かくなるわけではない。地球全体をカバーする数値気候
モデルを使った研究では、他の地域に比べて、北極の、それも地表付近の秋から冬にかけ
ての温度上昇が顕著に大きくなることが1970 年代から予測されていた。そして、最近の観
測データから、その予測は基本的に正しかったことが確認された。この特徴は、北極温暖
化増幅と呼ばれる。年単位で見ると二酸化炭素は大気中でよく混合され、その濃度は地球
1
上で比較的一様に上昇している。したがって、地球平均に比べて北極の昇温を特に大きく
させるメカニズムがあるはずである。本稿では、この北極温暖化増幅の主に大気メカニズ
ムについて現在の理解を紹介するとともに、今後の課題について議論する。
2 観測された北極域の温暖化傾向
北極温暖化増幅を観測データから明確に示すのはそれほど容易ではない。その原因は、
自然変動の大きさに比べて北極の温暖化傾向がわりと最近になって顕著になってきたこと
と、そもそも北極海上の気温データがまばらなことにある。陸上に限れば北緯 60°以北の
定点観測は20 世紀に入ると約100 地点、20 世紀後半には約400 地点になり(Bekryaev et al.
2010) 、比較的信頼のおける評価ができると考えられる。Bekryaev et al. (2010) は、
1875−2008 年において、北半球平均では 100 年につき0.79℃の昇温をしたのに対し、北極
域陸上では 1.36℃と約 2 倍の速度で昇温したことを報告した。海洋ブイ観測から地上気温
を議論した報告もあるが、1999 年以前のデータに限られており(Liu et al. 2008, Rignot
2000)、データの更新が期待される。
地球全体をカバーする格子点データは、こうした定点観測や船舶から測定された海面水
温、衛星から推定された海面温度を組み合わせて作成される。IPCC 第5 次評価報告書でも、
3 つの異なるデータセット(HadCRUT4、GISS、MLOST)を基に全球平均気温の推移な
どが評価されたが(IPCC, 2013, Figure 2.20)、北極海の取り扱いはデータセットによって異
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なり、北極温暖化増幅の検証には注意が必要である。図 1 に、2 つの異なるデータセット
1 放射効果は必ずしも一様ではないが、観測される北極温暖化増幅は説明できない。
2 HadCRUT4 では海氷上の気温は欠損、GISS では近くの陸上気温から外挿、MLOST
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細氷60号 2014 解説
の全球と北緯60°以北の平均気温変化を示す。この図から、1980 年頃以降、全球平均に比
べて北極平均の昇温速度がはるかに大きいことがわかる。なお、北極域では1930−40 年代
に20 世紀末に匹敵する程の温暖化が起きているが、この原因は明らかになっていない。
鉛直分布も含めた気温の変化傾向を見るために、図2 に再解析データにおける最近33 年
間の線形トレンドを示す。冬の北極成層圏を除いて、基本的に対流圏下層で大きな昇温ト
レンドが見られ、海氷減少との関係が指摘されている(Screen and Simmonds 2010,
Serreze et al. 2009)。夏の北極では、過剰な熱が海洋に吸収され、また雪や海氷の融解に消
費されるために、地表付近の昇温が抑えられている。
図1 年平均地上気温の変化(1951−1980 年平均からの差):(a) 全球平均 ;(b) 北極
(60−90°N)平均。両グラフ
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