第7节底质-大阪府.PDFVIP

第7節 底質 対象道路事業実施区域及びその周辺の公共用水域において汚染底質が存在するおそれがあり、 切土工等に係る底質に関する影響が考えられるため、調査、予測及び評価を行いました。 7.1 切土工等に係る底質 1） 調査 （1） 調査の手法 ① 調査した情報 a） 底質の状況 有害物質の含有量及び溶出量を調査しました。 調査項目は、「底質の暫定除去基準について」（昭和 50年環水管第 119号）（以下、「暫定除去 基準」といいます。）に示された 2 項目（総水銀、PCB）、「ダイオキシン類による大気の汚染、 水質の汚濁（水底の底質の汚染を含む。）及び土壌の汚染に係る環境基準」（平成11年環境庁告 示第 68号）の水底の底質に示されたダイオキシン類、及び「海洋汚染等及び海上災害の防止に 関する法律施行令第5条第1 項に規定する埋立場所等に排出しようとする金属等を含む廃棄物 に係る判定基準を定める省令」（昭和 48 年総理府令第 6 号）（以下、「水底土砂に係る判定基 準」といいます。）に示された 34 項目（アルキル水銀、総水銀、ダイオキシン類等）を対象と しました。 ② 調査手法 調査は、既存資料調査及び現地調査により行いました。 既存資料調査は、調査地域における公共用水域の調査結果を収集・整理することにより行い ました。既存資料を表 8-7-1に示します。 現地調査は、表 8-7-2に示す手法により実施しました。 表 8-7-1 既存資料一覧 資料名 発行者 発行年月 大阪府環境白書 平成 22～26 年版 大阪府 平成 22～26 年 12 月 表 8-7-2 現地調査の手法 項目 調査手法 調査手法の解説 ・｢底質調査方法について」（平成 24年8 月 8 日 環 淀川の 2 箇所に 総水銀、PCB、 水大水発 120725002号） おいて、採泥器を ダイオキシン類 ・「ダイオキシン類に係る底質調査測定マニュア 用いて水底の土 底 ル」（平成 21年 3月改定、環境省） 砂を採取し、室内 質 ・「海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律施 分析を行いまし アルキル水銀、総水 行令第五条第一項に規定する埋立場所等に排出 た。 銀、PCB、ダイオキシ しようとする廃棄物に含まれる金属等の検定方 ン類等の 34項目 法」（昭和 48年環境庁告示 14号） 8-7-1 ③ 調査地域 調査地域は、公共用水域において、水底の掘削を予定している地域とし、淀川としました。 調査地域を、表 8-7-3及び図 8-7-1に示します。 ④ 調査地点 調査地点は、調査地域のうち、橋梁下部工等の施工により水底の掘削が予定される地点周辺 を設定しました。 調査地点は、表 8-7-3及び図 8-7-1、図 8-7-2に示します。 表 8-7-3 調査地域及び調査地点 調査 項目 番号 調査地域及び調査地点 区分