复合型中心拠点诱导施设整备构想について-小诸.PDFVIP

複合型中心拠点誘導施設整備構想について １ 背景 小諸市では、“コンパクトシティ”の理念のもと、市庁舎敷地一帯において、 図書館・市民交流センターを併設するとともに、こもろ医療センターを誘致し、 隣接地に建設された小諸商工会議所会館やあいおい公園も含め、様々な皆さん が出会い、語らう拠点の形成が進んでいます。 そして、現在、小諸市第10次基本計画による、関連計画に基づき、将来にわ たる暮らしやすさを確保するため、公共交通の利便性が特に高い中心市街地 （以 下、「中心拠点」といいます。）へ、賑わいを創出することのできる商業施設や福 祉施設等の都市機能（以下、「中心拠点誘導施設」といいます。）を計画的に誘導 するとともに、周辺地域との有機的な公共交通ネットワークを充実させる、“多 極ネットワーク型コンパクトシティ※”形成に向けた施策に取り組んでいます。 ※多極ネットワーク型コンパクトシティは第 10 次基本計画施策５-１に記載 ２ 現状と課題 小諸市における多極ネットワーク型コンパクトシティの形成を取り巻く、現 状と課題について、次の４つの項目が挙げられます。 ① 中心拠点誘導施設のうち、福祉施設については、高齢者の方が交流・活動す る場や、多世代間の交流ができる場、子育て等における多様なニーズに対応 した支援を行う場等が求められています。そこで、福祉施設の誘導に向けて は、既存の公共施設の老朽化の状況や今後の利用を見極め、公共施設総合管 理計画等の関連計画と整合を図りつつ、計画する必要があります。 ② 中心拠点誘導施設のうち、商業施設については、小諸駅の半径１ｋｍ圏内に 唯一立地しているスーパーマーケットが、平成 30 年１月末日をもって休業 することとなっており、多くの方が買い物に不便するなど“買い物難民”が 出てしまうことが懸念されるほか、周辺商業地域をはじめ小諸市の経済への 影響が懸念されるところです。そこで、商業施設の誘導に向けては、小諸市 が主体となって、一定程度の敷地の確保と周辺道路の整備が必要となります。 ③ 市内の公共交通である、デマンド型コミュニティバス「こもろ愛のりくん」 のターミナル（乗り換え場所・待合室）は、現在、相生町商店街に設けてい ますが、停車場所がなく、安全で円滑な運行に苦慮しています。今後、「こ もろ愛のりくん」の利用促進を図る上でも、停車場所が確保されたターミナ ルが必要となります。 - 1 - ④ 賑わいの創出のためには、市内の方のみならず、市外の方にも多く来てい ただくことが重要です。そのためには、公共交通利用者のみならず、自家 用車の利用者も一定程度考慮する必要があり、市営第１・２・３駐車場で のピーク時にも対応した公共駐車場の確保が必要となります。 ３ 課題への具体的な対応方針（複合型中心拠点誘導施設の整備構想） 課題に対応するため、以下のような方針により、複合型中心拠点誘導施設の整 備構想を立案するものです。 ① 中心拠点誘導施設の整備にあっては、先ず事業用地の確保が必要となります が、“都市機能の集約による賑わいの創出”といった観点から、市役所敷地 一帯に近接し、空き店舗や空きビルが多く、低未利用地化していく街区を事 業用地の対象とし、隣接する道路の整備も計画します。 ② 具体的な事業推進の方策については、土地の有効利用及び利用者の利便性、 施設間の相乗効果等を鑑み、都市機能を複合化した施設整備を進めます。 ③ 複合化する施設については、先ず公共施設として、福祉施設と「こもろ愛の りくん」のターミナル、公共駐車場を対象とします。また、民間施設として 商業施設を対象としますが、施設の所有区分等の問題から、商業施設はテナ ント方式を想定しています。 都市再生整備計画事業による 旧北国街道沿いの街なみの保存（街なみ環境 公園整備（大手門公園、あいおい公園） 整備事業、身近なまちづくり支援街路事業）