94 第4章 流 量 観 測
第4章 流 量 観 測
4・1 概 説
流量は単位時間に河川のある横断面を流過する水の量である。河川の流量は流
域に降った降水が地表や地中を経由して流出してきたものであり,時々刻々変化
している。河川の水位は落差工やダム等の上,下流では不連続となるが,流量は
上流から下流に連続した量として観測される。
水資源計画を策定するためには,
長年にわたる通年の流量の変化を知
る必要があるし,合理的な治水計画
立案のためには,洪水時の流量の観
測資料が特に必要である。
流量観測は,雨量観測や水位観測
のように時間的に連続した観測を行
うことは困難であるため,流量の観
測資料の数は限られている。ある程
度の勾配のある河川では水位と流量
の間に一定の関係が認められる。そ
こで,観測された流量とその時点の
河川水位との関係を求め,この関係
を用いて時々刻々の水位をその水位
に対応する流量に変換する。このた
写真4・1・1 流量観測所(利根川上流
め水位流量曲線の作成にあたっては,
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