容器包装直営委新新托费用....pdfVIP

容器包装リサイクルにおける直営・委託にかかる費用の比較に関する研究 金谷研究室 0112029 福山嘉那 1. 研究の背景 4. 研究方法 容器包装リサイクルにかかる費用を品目 ごみの削減、資源の有効利用を目的とし 日本でも平成 7 年 6 月に「容器包装に係る 別・工程別に調査する。本研究では容器包 装リサイクル対象物を全て収集していて、 分別収集及び再商品化の促進等に関する法 且つ詳細な情報が得られそうという理由で 律（容器包装リサイクル法）」が制定された。 近畿地方にあるA 市を調査対象とした。直 しかし、現在のこの法律では事業者の負担 営・委託によるリサイクル費用の違いを比 に比べて市町村の負担の方が大きいという 較するためにA 市と属性が似ている市町村 問題がある。その解決法のひとつとして考 を参考市町村とし、同様に調査を行った。 えられるのが、事業者負担の拡大である。 研究の流れは図１に示す通りである。 しかし、この事業者拡大の方法の具体的な 方法とその効果についてはよく分かってい リサイクル費用の定義付け ない。 2. 本研究とのつながり 事業者負担の方法として、市町村が行っ ている作業をそのまま事業者が代わって行 う方法（市町村が行う委託にあたる）と作 A市のリサイクル費用 参考市町村のリサイクル 業はそのまま市町村に行ってもらいその費 調査 費用調査 委託・直営による 用だけを事業者が負担する方法（市町村が リサイクル費用の 違いを比較 行う直営にあたる）が考えられる。そこで、 現在市町村が行っている委託・直営による 図１：研究方法フロー図 リサイクル費用の差を調べることで事業者 負担の方法の違いによる効果の違いが明ら 5. 対象範囲 本研究では①から④に該当するものを調査 かになると考えられる。 3. 研究の目的と意義 対象とする。 本研究における目的は、市町村の分別収 ①市町村負担となっている工程（容器包装 集（収集、中間処理）を直営・委託のそれ の収集から再商品業者への引き渡しまで）。 ②市町村が関わっている再商品化ルート ぞれの形態で行ったときのトータルコスト （指定法人ルート及び独自ルート）。 を比較しどのような差が出るのか