水资源赋存量Q-気象研究所.ppt

21世紀のアジアの水資源変動予測 研究の経緯 水資源問題 量的な不足 人口増加や農地拡大等による土地利用の変化 水を安定に供給できない 水需要の増加、気候変化による自然変動の増幅 国際的な取り組み たとえば第３回世界水フォーラム（2003年、日本） IPCC第４次評価報告書（2007年）では「水」が作業部会をまたがるissueに これまでの問題点 気候モデルの信頼性への疑問 一つのモデルでは不十分 土地利用の変化が考慮されていない 自然系は扱われていたが、灌漑?ダム等の影響が考慮されていない 本研究では 　　既存の研究での全球水資源変動予測フレームワークを生かし、農業用水需要の季節変化や将来の土地利用変化も考慮して、21世紀の水資源需給状況の推移について、アセスメントする 研究計画の概要 21世紀のアジアの水資源変動予測鬼頭昭雄（気象研究所） 課題全体の成果概要 年降水量と２０５０年における変化　（左）気象研、（右）環境研 降水量の３要素の変化 降水量?頻度?強度変化の関係図：（左）気象研、（右）環境研 現在および将来の土地利用分布 土地利用変化を考慮した場合としない場合の2050年と現在の降水量変化 自己評価の全体概要 21世紀のアジアの水資源変動予測に関する国際シンポジウム まとめ 自己評価：先導性?融合性について a. 先導性?融合性は十分あった 従来から大気分野と海洋分野との連携は密であったが、陸面水循環、農業、河川水文学、といった分野はそれぞれが独立に地球表面の水に関わる研究を行っていた。本研究では、将来の水需給展望の作成、という軸に対してそれらの研究分野が適切に配置され、うまく情報の受け渡しをして所定の成果を達成すると同時に、学問分野間の理解と融合が推進された。こうした研究は、日本ではもちろん先導的なものであり、世界的にも、ポツダム研究所等、わずかな研究所や機関で実現されているに過ぎず、極めて先導的なものであると言える。 * * 科学技術振興調整費　先導的研究等の推進 （平成１３年度～１５年度） 主任研究者　鬼頭昭雄（気象研究所） 参加機関　　気象研究所 　　　　　　国立環境研究所 　　　　　　農業環境技術研究所 　　　　　　東京大学空間情報科学研究センター 　　　　　　東京大学生産技術研究所 　　　　　　電力中央研究所 GSWP (1)土地利用?地表面環境の全球 時空間補間推定 (2)全球及びアジアの水循環将来予測 水循環 検証 検証 (観測データとの比較) 温暖化実験 中国 韓国 インド 米国 GAME 気象研 環境研 電中研 農環研 参加機関　気象研究所 　　　　　国立環境研究所 　　　　　農業環境技術研究所 　　　　　東京大学空間情報科学研究センター 　　　　　東京大学生産技術研究所 　　　　　電力中央研究所 空間情報セ 気象研 LUCC IPCC (3)気候予測に基づくアジアの水資源変動の将来展望 東大生産研 気象研 農環研 空間情報セ 　モデルの降水量蒸発量気温 降水頻度分布 中国、ベトナム タイ、インド 科学技術振興調整費（平成１３年度～１５年度） 気候変化 植生などの変化 （潜在自然植生） 食糧需要 食糧政策 価格など 国際交易 人口増加 一人あたりGNP増加 シナリオ ートレンド型 都市拡大 シナリオ ー都市人口拡大 輸入依存度 食糧生産サブモデル 国際交易モデル 施肥量 灌漑水使用量 農地分布 草地分布 森林分布 土地利用モデル 穀物生産性?生産量 Most profitable crop is selected for each grid-cell. (logit model) シナリオ ートレンド型 ー水資源制約型 CSIS Land use simulation result (1992 ?2050) 気象研究所気候モデルMRI-CGCM2による歴史実験+SRES-A2シナリオ実験 (行本他, 2002) ターゲット期間 全球平均年平均地上気温 1850 1900 2000 2100 高緯度で増加、亜熱帯で減少熱帯太平洋では降水域の東偏 総降水量 強度 negative area less than that in total precipitation 頻度 negative area more than that in total precipitation MRI 正負の面積差に注目 ２５．２ -　 -　 - 8 １５．４ - 　-　 + 7 ３．２ -　 +　 - 6 ０．１ - 　+ 　+ 5 ０．０ + 　-　- 4 １６．３ +　 -　 +