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光波標識のシミュレーションを活用した評価手法に関する調査研究 研究期間 平成13年度～平成14年度（２年計画） 研究機関 海上保安試験研究センター技術第一課 研 究 者 竹内 宏之 Ⅰ 目的 には、東京湾内の浦賀水道航路、中ノ瀬航路、東京港、 コンピュータグラフィクスを使用した航路標識シミ 千葉港のシミュレーションを実施し、灯浮標の同期点 ュレータを利用して実際の航路等を再現し、灯台、灯 滅方法等の評価試験を実施した。 浮標、導灯等の航行援助システムならびに、それらの 平成10年度に船研のシミュレータ換装に伴い、光の 表現手法の再検討と新たなプログラム及びデータの作 有する航路標識機能のシミュレーションを行い、整備 成等を行い、四日市港の航路標識整備に関する評価試 計画における再配置、機能向上等を利用者の視点から 験を実施した。平成12年度には、来島海峡航路周辺海 視覚による評価、検討を行い、光波標識を効果的、効 域の航路標識整備に関する評価試験を実施した。 率的に整備するための調査研究を行うものである。 平成13年度に海上保安試験研究センターに自前の なお、本年度の研究は、大阪港及び神戸港について 「航路標識シミュレータ」を導入した。これまでの共 実施した。 同研究等の成果をベースとして、コンピューターに精 通していない者でも扱えることを考慮した。 Ⅱ 内容 平成14年度は、航路標識シミュレータを使用し、大 阪港と神戸港の既存光波標識及び今後の港湾整備等を １ 経緯 想定した光波標識について評価試験を実施した。 平成６年度から、船舶技術研究所（現在の海上技術 安全研究所で、以下、船研という）と共同研究で、船 研の所有する「操船シミュレータ」をベースに夜間の ２ 航路標識シミュレータシステム 光波標識を正確に表現させ、光波標識整備計画の策定 航路標識シミュレータのハードウェア構成を図－１ に資することを目的として開始された。 に示し、スクリーン表示画像を写真－１に示す。 昼間用に作成されていた操船シミュレータを夜間に バーチャルリアリティシミュレーション用ソフトウ おける光の表現を可能にする手法の開発等を実施し、 ェアにマルチプロジェクション機能を追加することで、 標識光、背景光の表現を可能にした。平成８年度には、 ２倍の視野角のシミュレーション画像を継ぎ目無くス 関門海峡のシミュレーションを実施した。平成10年度 クリーンに表示することを可能とした。 ホイール・スティック ＰＣ１ ＰｅｎｔｉｕｍⅣ １．８ＧＨｚ ＭＥＭ：５１２ＭＢ マウス ＨＤＤ：６０ＧＢ Ｗｉｎ