環境報告書2015-NidecCopalElectronicsCorp.PDFVIP

環境報告書 2015 Environmental Report 2015 目次 １．はじめに 2 ２．事業活動の概要 3 ３．環境マネジメントシステムの状況 4 ４．環境パフォーマンスの状況および目的/ 目標 8 ５．環境リスク対策 15 ６．外部コミュニケーション 16 ７．環境情報の開示 17 本報告書の対象期間、対象範囲： 本報告書は日本電産コパル電子株式会社の2014 年度（2014 年4 月1 日～2015 年3 月31 日）に おける取組みをまとめたものです。(一部製造委託会社の取組みも含む) 対象となる事業所等： 日本電産コパル電子株式会社 佐野事業所 ・田尻事業所/川崎事業所 ・入間事業所 ・本社/営業部門 田尻事業所の活動に、中国の製造委託会社 杭州科宝電子有限公司の取組みも含まれます。 日本電産科宝電子(浙江)有限公司（中国） ※2013 年 10 月に子会社であったフジソクを統合し川崎事業所としました。2014 年度実績より 対象範囲に加えました。統合以前よりフジソクとして、環境保全活動を行っていました。 - 1 - １．はじめに 地球温暖化、環境汚染などの地球環境問題は、異常気象などに見られるように年を追うごとに現 実化し、その深刻さが増しています。次の世代が健全で恵み豊かな環境を享受できるよう、企業 が、そして我々一人ひとりが「地球的視野に立った責任感」をもって環境問題に挑戦することが 今こそ求められています。全世界に市場を持つわが国の電子工業界にあって、電子機器を供給し ております当社においては、環境法規制の順守はもちろんのこと、これらの課題に挑戦し続ける ことが地球環境問題に対する社会貢献であり、経営の責務であります。 環境問題への主な取組みは以下のとおりです。 （１）製品または工程内から有害化学物質を無くす取り組み 既に、HCFC(オゾン層破壊物質)、PFC(地球温暖化物質)、ジクロロメタン(塩素系溶剤)を、 中国製造委託先を含む製造工程内で全廃しています。また、RoHS 指令や規制対象物質は、 次々と追加されています。REACH 規則などの欧州を中心とした環境規制に対しては、それ らで規制されている有害化学物質の製品からの排除のみならず、製品に含有する化学物質 情報をお客様へ的確に提供できる体制の整備を進めています。 （２）全社目標として設定している地球温暖化防止とゼロエミッションに関する取り組み 地球温暖化防止について、当社はCO 排出量の削減を目指します。目標値は、 2 「2013～2015 年度の3 ヵ年平均負荷を原単位で2012 年度比3%削減する」として、売上高 原単位について、対象項目を温室効果ガス（CO ）排出量と電力使用量を３％削減するこ 2 とを目標とし推進いたします。 更に、地球環境保全に欠かすことのできない水資源に関しても目標設定追加し活動するこ ととしました。 ゼロエミッションは、循環型社会に貢献する観点から企業として必要不可欠な挑戦課題で す。従来は、国内事業所を主体に目標値設定し活動してきましたが、地球環境問題として、 日本以外でも活動が進み、今回の目標設定より、中国の事業所も含めた目標値設定と致し ました。今後、目標達成はもちろん更なるレベルアップを目指します。 （３）「生物多様性の保全及び持続可能な利用」に関する取り組み 弊社におきましても環境方針に加え、事業活動と生物多様性の保全の関わりを考え、新た