第一級陸上無線技術士「無線工学b」試験問題-khz-net.com.pdfVIP

答案用紙記入上の注意：答案用紙のマーク欄には、正答と判断したものを一つだけマークすること。 FB907 　第一級陸上無線技術士「無線工学B」試験問題 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　25問　２時間30分　 A － 1　　送信電力 3〔kW〕の送信アンテナから距離 40〔km〕の地点に設置した受信アンテナによって取り出すことのできる最大電 力の値として、最も近いものを下の番号から選べ。ただし、送信アンテナの絶対利得を 30〔dB〕、受信アンテナの実効面積を 3〔m2〕とする。また、送受信アンテナは共に自由空間にあり、給電線の損失及び整合損は無いものとする。 　　　１　120〔μW〕　　　2 250〔μW〕　　　３　450〔μW〕 ４　600〔μW〕　　　５　750〔μW〕 A － 2　　次の記述は、自由空間内を伝搬する電波の偏波について述べたものである。　　　 内に入れるべき字句の正しい組合せを下の 番号から選べ。　　　 〔rad〕の電波は、直線 　　　(1)　電波の進行方向に垂直な面上で、互いに直交する方向の電界成分の位相差が 0〔rad〕又は 　Ａ　 偏波である。 　　　(2)　電波の進行方向に垂直な面上で、振幅の等しい二つの直交する電界成分の位相差が　Ｂ　 〔rad〕の電波は、円偏波である。 　　　(3)　電波の進行方向に垂直な面上で、進行方向に向かって電界ベクトルが時間の経過とともに時計回りの方向に回転する楕円偏 楕円偏波という。 波を一般に 　Ｃ　 　　　　　A 　　　 　　　　B C π π 　　　 1　 /2　　　 　　　 左旋 　　　 π π 2　 /2 　/2　　　右旋 　　 π 　 3　 　　　　 π/2 左旋 　　 π 4　 　　　　 π 　　　右旋 　 /2 　　 π π 　5　 　　　　 左旋 A －3　次の記述は、アンテナの利得及び指向性について述べたものである。　　　 内に入れるべき字句の正しい組合せを下の番号か ら選べ。 により、それを送信アンテナとして使用したときの利得及び指向性と同じであ 　　　(1)　受信アンテナの利得及び指向性は、　Ａ　 る。 (2)　同じアンテナを直線的に複数個並べたアンテナの指向性は、アンテナ単体の指向性に　Ｂ　を掛けたものに等しい。 (真数) である。 　　　(3)　等方性アンテナの相対利得は、約　Ｃ　 　　　　　A 　　　　　　　　B　　　　　　　　C 　　　 1　バビネの原理　　 配列指向係数 0.61 　　　 2　バビネの原理　　 利得係数 　　 0.91 　　　 3　可逆定理　　 　 利得係数　　　 0.61 　　 　4　可逆定理 　　　 利得係数 　 0.91 　　 　5　可逆定理　 　　 配列指向係数　　　 0.61 A －4　次の記述は、開口面アンテナの基本的な特性について述べたものである。このうち誤っているものを下の番号から選べ。 　　　 1　開口効率は、開口面上の電界の振幅分布によって変化し、その分布が一様な場合に最大値 1 になる。　　　 　　　 2　実効面積は、開口面の幾何学的な面積と開口効率の積である。 　　　 3　利得は、実効面積に比例し、使用する電波の波長の 2 乗に反比例する。 　　 　4　半値幅は、使用する電波の波長に比例し、開口面の直径に反比例する。 　　 　5　ビームの断面が楕円形のアンテナの指向性利得は、楕円の長径、短径それぞれに対応する半値幅の積に反比例する。 A －5　内部導体の外径が２〔mm〕、外部導体の内径が８〔mm〕の同軸線路の特性インピーダンスが50〔Ω〕であった。この同 軸線路の外部導体の内径を２倍にしたときの特性インピーダンスの値として、最も近いものを下の番号から選べ。ただし、内部 導体と外部導体の間には、同一の誘電体が充填されているものとす