川崎市アートセンター条例.docVIP

法制執務応用研修事前課題　（平成２６年度） ㈱ぎょうせい　上原等　作成 　事前課題の内容は、次ページ以下に掲載のとおりです。 　一部改正条例を起案するには、その条例のどの部分をどのように変更するのかが確定されていなければなりません。法律改正に伴って条例を改正したり、又は各自治体の方針変更に伴って条例を改正したりすることになりますが、改正の内容が確定しない限りは、一部改正条例は作成できません。 　そのため、今回の事前課題は、地方自治法の条文を参考にするなどして、方針（政策）変更に伴って、条例及び規則のどの部分をどのように変更すべきかを確定していただきます。 　なお、この事前課題は、提出する必要はありません。研修当日、出席者の皆さんからそれぞれ発表していただきながら答え合わせをすることを考えています。 政策変更に伴う条例改正内容の決定 問題 　Ａ市では、公の施設としてアートセンターを設置し、その施設の管理は、指定管理者に行わせていたが、来年４月からは、指定管理者による管理を廃止し、市が直接管理する方針を決定した。 　これに伴い、Ａ市アートセンター条例（別紙１）及びＡ市アートセンター条例施行規則（別紙２）を改正しなければならない。 　上記方針変更に伴い、後掲の参照条文を参考にして、Ａ市アートセンター条例及びＡ市アートセンター条例施行規則の改正の方針（改正箇所及び改正内容）を決定しなさい。 解答作成に当たっての留意事項 (1)　一部改正条例を作成する必要はありません。別紙１の条例及び別紙２の規則について、どの条をなくしてしまうのか、どの字句をどのように変更するのか等を見え消しで手入れしてください。この場合、改め文で引用する字句になるように、厳密に、かつ、正しく手入れしてください。 　例：「平成２４年３月３１日」を「平成２６年３月３１日」に変更する場合には、改め文では「「平成２４年３月３１日」を「平成２７年３月３１日」に改める。」とするので、「平成２４２７年３月３１日」のようには修正せずに、「平成２４年３月３１日平成２７年３月３１日」と修正してください。 　　　なお、改め文での字句の引用方法については、次ページの「※条例等改正における字句の引用方法」を参照してください。 (2)　条?項?号等を廃止する場合（なくす場合）は、条及び号のみ「第○条　削除」、「(3)　削除」のようにする方法がありますが、この演習問題では、この方式は採用せず、削って後続の条?号は繰り上げる方式を採用してください。 (3)　単に指定管理者に関する条文を削ったり、「指定管理者」を「市長」に変更したりするだけではありません。参照条文に掲げた地方自治法の規定を十分に読み込んで、手直し部分を確定してください。 ※条例等改正における字句の引用方法 　(1)　１の独立した意味をもつ字句を単位として引用すること ２００円→５００円 　　「２００円」を「５００円」に改める。 ○○通知書→△△通知書 　　「○○通知書」を「△△通知書」に改める。 平成１４年３月３１日→平成１６年３月３１日 　　「平成１４年３月３１日」を「平成１６年３月３１日」に改める。 第３条第５項→第３条第６項 　　「第３条第５項」を「第３条第６項」に改める。 雇用する→任用する 　　「雇用する」を「任用する」に改める。 (2)　同一の字句が他の箇所にもある場合の引用 新 旧 　（○○○） 第２５条　第８条の規定により???○○条例（平成○年Ａ市条例第○号）第６条に規定する???? 　（○○○） 第２５条　第６条の規定により???○○条例（平成○年Ａ市条例第○号）第６条に規定する???? 例 　第２５条中「第６条の」を「第８条の」に改める。 (3)　字句の改正と句読点 第２条中「提出しなければならない」を「申請しなければならない」に改める。 第３条中「自動車」の次に「、自転車」を加える。 第４条中「、行為の目的」を削る。  参照条文 地方自治法 第百四十九条　普通地方公共団体の長は、概ね左に掲げる事務を担任する。 一　普通地方公共団体の議会の議決を経べき事件につきその議案を提出すること。 二　予算を調製し、及びこれを執行すること。 三　地方税を賦課徴収し、分担金、使用料、加入金又は手数料を徴収し、及び過料を科すること。 四　決算を普通地方公共団体の議会の認定に付すること。 五　会計を監督すること。 六　財産を取得し、管理し、及び処分すること。 七　公の施設を設置し、管理し、及び廃止すること。 八　証書及び公文書類を保管すること。 九　前各号に定めるものを除く外、当該普通地方公共団体の事務を執行すること。 (使用料) 第二百二十五条　普通地方公共団体は、第二百三十八条の四第七項の規定によ