[pdf]我が国の学校教育制度の歴史について - nier.go..pdf

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我が国の学校教育制度の歴史について *1 (「学制百年史」等より) 目次 Ⅰ 学制発布以前(江戸時代における教育)・・・・・・・・・・・・・・ 1 Ⅱ 近代教育制度の創始とその確立・整備(明治5年頃~大正5年頃)・・・ 2 1 近代教育制度の創始(明治5年頃~明治20年頃)・・・・・・・・・・ 2 2 近代教育制度の確立・整備(明治20年頃~大正5年頃)・・・・・・・ 5 Ⅲ 教育制度の拡充(大正6年頃~昭和11年頃)・・・・・・・・・・・・ 8 Ⅳ 国民学校と戦時下の教育(昭和12年頃~20年頃) ・・・・・・・・・ 10 Ⅴ 戦後教育の再建(昭和20年頃~27年頃)・・・・・・・・・・・・・・ 13 Ⅵ 戦後教育政策からの転換(昭和27年頃~33年頃)・・・・・・・・・・ 16 Ⅶ 教育の量的拡大(昭和34年頃~40年代中頃)・・・・・・・・・・・・ 18 Ⅷ 教育の質の改善(昭和40年代中頃~50年代前半)・・・・・・・・・・ 21 Ⅸ 従来の教育路線の見直し(昭和50年代後半~平成10年頃)・・・・・・ 24 Ⅹ 新たな展開(平成10年頃以降)・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28 平成24年1月 国立教育政策研究所 (作成責任者:德永保、作成分担者:神代浩、北風幸一、淵上孝) 1* 学制百年を記念し、大学の研究者や文部省のOB・現役職員からなる編集委員 会を設置して作成したもの。編集委員長は、海後宗臣東京大学名誉教授。 Ⅰ 学制発布以前(江戸時代における教育) ○ 江戸時代後期には、幕府や諸藩が領内に設けた学校と寺子屋、 私塾等が相当整備されていた。 このことが学制による全国的、統一的な教育計画とその実施の 素地となった。 (1)藩校:約270校 後の中等・高等諸学校の母体 (2)郷学 後の小学校の母体 (3)寺子屋:数万校 後の小学校の母体 ※参考 明治8年の小学校数:約2万4500校、児童数:約146万人 当時の小学校の校舎の40%は寺院の借用、30%は民家の借用 (4)私塾 後の私立学校の母体 - 1 - Ⅱ 近代教育制度の創始とその確立・整備(明治5 年頃~大正 5 年頃) 1 近代教育制度の創始(明治5 年頃~明治20 年頃) ○明治4 年:廃藩置県、文部省設置(初代文部卿:大木喬任、 文部大輔:江藤新平) ○明治5 年:学制発布 ・全国の教育行政を文部省が統轄することを明示。 ・全国を8 大学区、256 中学区、5 万 3760 小学区に分け、区ごと に各 1 校設置する計画を規定。 ・学制により学校種、教科名称等も規定されたが、文部省はまず は小学校の設置に注力。 ○明治 12 年から:教育令 ・「学区制」を廃止し、町村を基礎に小学校設置。 ・明治14 年「小学校教則綱領」制定。教科の内容、時数等を明記 明治 15 年頃から全国的に教育が統一化。 ・中学校については、規程は整備されたものの設置は不十分。 ・教科書は、当初文部省及び師範学校で翻訳編集。その後教科書 の認可制度開始(16 年)。 (1)初等教育 【学制】(明治5年~12年) ・尋常小学:下等4年(6歳~9歳)と上等4年(10歳~13歳)に二分 ・明治8年:学校数約2万4500校 就学率35.4%(M8年) (※参考 現在の小学校数:約2万校) 【教育令】(明治12年~19年) ・明治14年小学校教則綱領を制定 ※小学校の教科 初等科:修身、読書、修辞、唱

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