福島県内におけるコンクリート構造物の 温度ひび割れ.pptVIP

福島県内におけるコンクリート構造物の温度ひび割れ特性に関する解析的検討 161083 崎田　宗奨 161121 滝田　泰裕 はじめに 本研究の目的 解析概要 解析モデル 解析パターン 施工及び養生設定 福島県４地域温度分布 福島県３地域相対湿度分布 解析結果 誘発目地の効果　ひび割れ指数の経験図（解析地域 若松、打設開始月 ８月） 福島県３地域ひび割れ発生確率 年平均相対湿度と月平均相対湿度の比較 まとめ及び今後の展望 まとめ 引張応力の比較 誘発目地の効果　ひび割れ指数の経験図（解析地域 若松、打設開始月 ８月） 乾燥収縮の考慮 ひび割れ発生確率 温度履歴解析場所　福島　　目地間隔　7.5ｍ　　部材厚　800ｍｍ * * * * 東北地方は、コンクリート構造物にとって厳しい環境にある 温度ひび割れ懸念 現場でも温度応力解析が多く用いられている 近年、大型化、高強度化が進み 地域ごとの気象条件が及ぼす影響 ついては十分解明されていない 他の地域以上に高い品質 ボックスカルバート構造物を対象に、福島県内3地域、 会津地方（若松市）、中通り（福島市）、浜通り（小名浜） の温度ひび割れ特性に関する解析的検討を行う． 若松 福島 桧枝岐(※参考値) 小名浜 簡素化するため1/4モデル 2月、5月 8月、11月 12ヶ月間 8ヶ月間 解析期間 5m 5m 5m 7.5m 7.5m 96パターン 15m 部材厚800mm 部材厚1200mm 型枠 散水 露出面 底版 地盤 型枠 散水 露出面 側壁、上床版 打設後5日間型枠 脱型後5日間散水養生 5日間露出 打設後5日間型枠 脱型後5日間散水養生 　 露出 約５℃ 県内でも気象条件に差がある 四季により大きく異なる 1月　若松＞小名浜 7月　小名浜＞若松 目地間隔　5m 目地なし 安全 危険 若松 福島 小名浜 × 2月 5月 8月 11月 相対湿度の影響 相対湿度に大きく影響される 夏季の温度分布 若松≒福島 夏季の発生確率 若松＜福島 相対湿度が低いと発生確率は高くなる 誘発目地 15m???あまり効果がない 5m、7.5m???効果が大きい 77% 72% 69% 7.5 7.5 7.5 温度ひび割れ解析結果において 相対湿度も重要な要素となる. 特定の月の相対湿度を入力するとどうなるのか? 相対湿度の年変動 は地域ごとに様々 ■　年平均相対湿度（若松77%、小名浜72%） ■　1、2月の平均相対湿度（若松80.5%、小名浜59%） 打設開始1月　解析期間2ヶ月 50%以上 相対湿度　　77% 80.5% 72% 59% 　　　　　　　　若松 小名浜 年平均相対湿度＞月平均相対湿度の場合 解析結果を危険側に評価してしまう 小名浜　年平均　　　　　　　小名浜　月平均 ＞ 現行の年平均相対湿度による評価では、季節により 月平均相対湿度が年平均相対湿度を大幅に下回る 場合、著しく危険側に発生確率を評価してしまう。 福島県内3地域の気象条件を反映させた温度ひび割 れ特性を明らかにできた。 プログラムの改良 県内の相対湿度に 関する観測データ収集 今後は??? しかし ひび割れ発生危険度マップ　（例） 若松 福島 若松，福島 部材厚800mm 目地間隔15m 2，11月の引張応力 乾燥収縮応力 が卓越している 引張強度／引張応力 ＝ひび割れ指数 目地間隔15m 目地間隔5m 目地間隔7.5m 目地間隔30m（目地なし） 危険 安全 10m （100分割） 断面：1mx1m （2x2分割） 2002年制定　コンクリート標準示方書　施工編より　4章 　　図4.2.1　ひび割れ指数とひび割れ発生確率　より ひび割れ発生確率 ひび割れ指数