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特別支援教育について 「今後の特別支援教育の在り方について（最終報告）」 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（2003.3　文部科学省　答申） ＜特別支援教育の在り方の基本的考え方＞ 特別支援教育とは、従来の特殊教育の対象の障害だけでなく、ＬＤ、ＡＤＨＤ、高機能自閉症を含めて障害のある児童生徒の自立や社会参加に向けて、その一人一人の教育的ニーズを把握して、その持てる力を高め、生活や学習上の困難を改善又は克服するために、適切な教育や指導を通じて必要な支援を行うものである。 特殊教育 視覚障害 聴覚障害 知的障害 肢体不自由 病虚弱 弱視 難聴 言語障害 情緒障害 特別支援教育 視覚障害 聴覚障害 知的障害 肢体不自由 病虚弱 弱視 難聴 言語障害 情緒障害 LD ADHD 高機能自閉症 特殊学校?特殊学級 特定された対象 専門の教員 通常学校?通常学級 LD、ADHD、高機能自閉症　 　　　　　　　　　　などの子どもが在籍。 障害による言動?行動への 　　　　　　対応経験のない教員多数。 LD、ADHD、高機能自閉症にも対応できるように！！ LD　(Learning Disability) 学習障害。 基本的に、全般的な知的発達に遅れはみられない。しかし、聞く、話す、読む、書く、計算する、推論する能力のうち、特定の能力の習得と使用に著しい困難を示す。 中枢神経系になんらかの異常があるためと考えられている。 ADHD(Attention Deficit/Hyperactivity Disorder ) 注意欠陥/多動性障害。 年齢あるいは発達に不釣合いな注意力、衝動性、多動性がみられ、社会的な活動や学業の機能に支障をきたす。 高機能自閉症 高 高 低 知的レベル 適応能力(言語?社会性???) 高機能　　　　　　　　　 　　自閉症 アスペルガー レット症候群 自閉性障害 重度　低機能 * はい、こんにちは。 今日は平成１９年度４月からスタートした「特別支援教育」についてお話をしていきたいと思います。 「特別支援教育」という言葉は大丈夫ですよね？ 「特別支援教育」は従来「特殊教育」といわれていたものですよね。 平成１９年度、昨年度から正式に転換ということになったわけです。 なぜ、「特別支援教育」となったのか。 重要なところですから、よく聞いて、しっかり理解できるようにしておいてください。 * まず押さえておいてもらいたいことは、文部科学省から出された答申「今後の特別支援教育の在り方について（最終報告）」の概要です。文科省のホームページは１回くらい見たことはあると思いますが、そこのサイト内検索でタイトルを入れればすぐに読めますので、時間を見つけて必ず目を通しておいてください。今日はポイントだけ話します。 この最終報告の中に、特別支援教育の在り方の基本的考え方という部分があるんですね。 それはどういうものかというと??? 特別支援教育とは、従来の特殊教育の対象の障害だけでなく、ＬＤ、ＡＤＨＤ、高機能自閉症を含めて障害のある児童生徒の自立や社会参加に向けて、その一人一人の教育的ニーズを把握して、その持てる力を高め、生活や学習上の困難を改善又は克服するために、適切な教育や指導を通じて必要な支援を行うものである。 というわけです。 まあ特別支援教育の定義という感じですね。 この基本的考え方をみると、なんとなく特殊教育との違いが見えてくるのではないかと思います。 注目して欲しいのは、「従来の特殊教育の対象の障害だけでなく、ＬＤ、ＡＤＨＤ、高機能自閉症を含めて障害のある児童生徒????」という部分です。 この部分についてちょっと考えてみましょう。 ※ディスカッションのポイント 全スライド共通：先生が提示しているスライドからあまり遅れることなく先生の説明内容をノートテイクできたか？ このスライドについて：スライドを読んでいる部分があったが、そこを‘読んでいる’ということがきちんと聴覚障害学生に分かるようノートテイクできたか？ * 従来の特殊教育の対象となったのは??? 視覚障害、聴覚障害、知的障害、肢体不自由、病虚弱。特殊学級も含めると弱視、難聴、言語障害、情緒障害も入ります。 しかし最終報告では、特別支援教育にはもっと必要なことがある、と述べられています。それが、従来の特殊教育対象者に加え、ＬＤ、ＡＤＨＤ、高機能自閉症という障害への対応です。 じゃあなぜこの３つへの対応がいわれはじめたのか？ なぜこの３つなのか？ これは現場からあがってきた声も大きく影響しているんですね。 全スライド共通：先生が提示しているスライドからあまり遅れることなく先生の説明内容をノートテイクできたか？ * これまで特殊教育の対象である障害のある子