日文原版《人生》夏目漱石.docVIP

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  • 2017-01-09 发布于江苏
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日文原版《人生》夏目漱石

人生 夏目漱石  空(くう)を劃(くわく)して居る之(これ)を物といひ、時に沿うて起る之を事といふ、事物を離れて心なく、心を離れて事物なし、故に事物の変遷推移を名づけて人生といふ、猶(なほ)麕身(きんしん)牛尾(ぎうび)馬蹄(ばてい)のものを捉へて麟(きりん)といふが如し、かく定義を下せば、頗(すこぶ)る六つかしけれど、是を平仮名(ひらがな)にて翻訳すれば、先づ地震、雷、火事、爺(おやぢ)の怖きを悟り、砂糖と塩の区別を知り、恋の重荷義理の柵(しがらみ)抔(など)いふ意味を合点(がてん)し、順逆の二境を踏み、禍福の二門をくゞるの謂(いひ)に過ぎず、但(たゞ)其謂に過ぎずと観ずれば、遭逢(さうほう)百端(ひやくたん)千差万別、十人に十人の生活あり、百人に百人の生活あり、千百万人亦(また)各(おの/\)千百万人の生涯を有す、故に無事なるものは午砲を聞きて昼飯を食ひ、忙しきものは孔席(こうせき)暖(あたゝ)かならず、墨突(ぼくとつ)黔(けん)せずとも云ひ、変化の多きは塞翁(さいをう)の馬に(しんにう)をかけたるが如く、不平なるは放たれて沢畔(たくはん)に吟じ、壮烈なるは匕首(ひしゅ)を懐(ふところ)にして不測の秦(しん)に入り、頑固なるは首陽山の薇(わらび)に余命を繋(つな)ぎ、世を茶にしたるは竹林に髯(ひげ)を拈(ひね)り、図太(づぶと)きは南禅寺の山門に昼寝して王法を懼(おそ)

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