食品安全とトレーサビリティ.pdf

食品安全とトレーサビリティ 東京海洋大学 小川 美香子 本日の内容 ? なぜ、つながらなかったか ? 事例 ? 考えておくべきこと なぜ、 つながらなかったか Food?Supply?Chain?の新たな局面 価値共創 ?食の安全?安心を実現するための 企業間情報連携、消費者との関係構築 卸 生産者 メーカー 消費者 小売 B?to?B B?to?B B to?C ?製販連携：商品規格情報 ?消費者が求める食品情報 ?個々のメーカーの負担感 ?情報の届け方 ?競争と協働 ?食品情報の価値 ?標準化／相互運用性 ?購買行動、情報行動 ? ECR （消費者価値と製販の協働）概念の限界 ?消費者不在の既存の企業間連携が、変わりつつある？ 2015/7/2 4 トレーサビリティとは 生産、加工および流通の特定の一つ又は 複数の段階で、食品の移動を把握できること。 「食品トレーサビリティシステム導入の手引き」 （平成19年3月改訂版）より ? Codex委員会総会（2004年6～7月）で合意された定義の訳 ? 平成15年3月発行時の定義 ? 「生産、処理?加工、流通?販売のフードチェーンの各段階で、食 品とその情報を追跡し遡及できること」 手引き p.10 “つながる”こと ゼロわか p.4 2015/7/2 5 つながっているか？ ? “途切れる” 複数の組織を経て拡がるモノと 情報をつなげる難しさ ? 組織の壁 ? 生産者： 直販先や契約栽培先は判るが、市場経由は??? ? 食品メーカー： 出荷先は判るが、その先は??? ? 小売： 宅配客は判るが、レジの客は??? 市場 卸 生産者 原料 食品 小売 消費者 メーカー メーカー 2015/7/2 6 なぜ、つながらないか？ ? “つなげる” ことが、かかえる