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日本の移植医療における 内科医の果たすべき役割 聖路加国際病院腎臓内科 長浜 正彦、小松 康宏 背景 ? 腎臓移植の成績が向上するにつれ、移植患者の長 期管理には慢性腎臓病管理に加え、感染症、心血 管合併症予防などの内科的観点が重要となってくる。 ? しかし、日本では腎臓内科医の移植医療への関与 は尐ない。 ? 米国では移植内科専門医の教育プログラム（フェ ローシップ）が確立し、移植医療に貢献している。 目的 ? 米国の腎臓移植医療?腎臓移植内科専門医トレー ニングの実際を紹介し、日本の移植医療における 内科医の果すべき役割を提案する。 日本の腎移植で内科系医師が関わる頻度 日本臨床腎移植学会より 2010年11月現在 会員の内訳 小児科 認定医の内訳 4% その他? 内科 小児科 不明 11% 3% 16% 泌尿器科 内科 45% 外科 16% 泌尿器科 26% 59% 外科 20% 内科系：19％ 内科系：15％ 米国の移植学会と教育プログラム（フェローシップ） 米国移植外科学会 米国移植学会 The American Society of The American Society of Transplant Surgeons (ASTS) Transplantation (AST) 設立 1974年 1982年 学会会員数 約1,500 約3,000 フェローシップ 外科専門医取得者に対し、2年 腎臓内科専門医取得者、取得予 の概要 間の移植外科フェローシップを 定者に対し、1年間の腎臓移植 開始 内科フェローシップを1998年に開 始 フェローシップ 移植教育の明確化、および生 移植教育の均一化と次世代の の目的 涯移植教育の推進 移植施設での指導医の育成 プログラム数 70 （移植外科） 50 （移植内科） 米国のフェローシップと日本の認定医資格の比較（内科） 腎移植フェローシップ必修項目 腎移植認定医資格必修項目 米国