環境センター処理場作業標準要綱.docVIP

○環境センター処理場作業標準要綱 （平成13年３月５日） 改正 平成15年11月27日 第1　趣旨 この要綱は、環境センターに勤務する職員のし尿等処理管理業務及び汚泥処理管理業務における災害防止のため、安全なる作業を行う動作等についてその標準を定めるものとする。 第2　指定危険箇所の標示 　　環境センター等管理規則（以下「管理規則」という）第9条第1項各号の箇所については「係員以外立入禁止」の標示を行う。 第3　マンホールより槽内へ入る行為の禁止 　　受入槽、第1し尿貯留槽、第2し尿貯留槽、ＩＺ反応槽、脱離液貯留槽、分離液貯留槽等の各槽内へは施設改良工事等で連合長が安全を確認したとき、又は労働基準監督署が必要と認める以外、何人もマンホールから槽内に入ることを禁止する。 2　管理規則第9条第1項第10号及び第11号においては自家用電気主任技術者（以下「電気主任技術者」という。）及び代務者以外の立入を禁止する。 第4　指定危険箇所の認識 　　環境センターに勤務する職員は、管理規則各号に示す箇所については有毒ガスの充満、高所よりの転落、感電及び酸素欠乏の状態箇所であることを確認しなければならない。 第5　指定危険箇所の点検記録 　　管理係長（以下「係長」という。）は、指定危険箇所の状態を常に把握し、次の事項については安全日誌に結果及び処置等を記録し、所長に提出しなければならない。ただし、第1号及び第２号にあっては第2種酸素欠乏危険作業主任者（以下「酸欠作業主任者」という。）が、第３号にあっては電気保安責任者が管理し係長に報告する。 （1）有毒ガスの検知 （2）高所防護柵等の点検 （3）漏電又は柱上開閉器の点検 （4）標示の毀損点検 第6　作業用具類の完備と保管 　　し尿処理施設管理作業及び汚泥処理施設管理作業に必要な用具類は係長が把握し、酸素欠乏危険作業においては酸欠作業主任者が、受配電設備作業においては電気保安責任者が常に使用できるよう点検整備し、所定の場所に保管しなければならない。また、月1回所長立会の上これらの用具類の性能検査等を行い、その状況を安全日誌に記録しておかなければならない。 第7　ガス濃度の基準 　　有毒ガス中における労働条件は許容濃度に示す数値以下において作業を行うものとする。 2　有毒ガス検知の安全基準は、別表（有毒ガスの労働条件の許容濃度表）による。 　　　附　則 　（施行期日） 1　この要綱は、平成13年4月1日から施行する。 　（廃止） 2　次に掲げる規程は、廃止する。 　　環境センター処理場作業標準規程 　　　附　則（平成15年11月27日） 　（施行期日） 1　この要綱は、平成15年12月1日から施行する。 別表 有毒ガスの労働条件の許容濃度表 ガスの種類 化学式 許容濃度 臭気限度 比重 生理作用 硫化水素 H?S 10ppm 1～2ppm 1.19 80～120ppm 著しい症状なしに約６時間耐えられる 500～700ppm 約30分で亜急性中毒 1000～1500ppm 直に急性中毒により失神、呼吸マヒで死ぬ アンモニア NH? 100ppm 53ppm 0.59 700ppm 眼に炎症を起す 1700ppm 咳を起させる メタン CH? 無臭 0.55 無毒　ただし窒息 一酸化炭素 CO 100ppm 無臭 0.97 0.09％ 900ppm 頭痛　不快 0.2～0.25％ 2000ppm 30分で意識を失う 0.8～1.5 ％ 8000ppm 30分～１時間で死ぬ 2　～3　％ 20000ppm 直に中毒死する 塩素 CI? 1ppm 1～3.5ppm 2.47 4ppm 30分～１時間は耐えられる 40～　60ppm 短時間（30分～１時間）で危険 900～1000ppm 直ちに死ぬ オゾン O? 0.1～1ppm 0.5ppm 1.67 5～10ppm持続して呼吸すると脈はく増加頭痛 炭酸ガス CO? 1000ppm 無臭 1.53 0.2％ 2000ppm 数時間呼吸すると頭痛 4～5％ 40000～50000ppm 長時間呼吸すると危険 10％ 100000ppm 数分以上耐えられない 亜硫酸ガス SO? 5ppm 3～5ppm 2.73 50～100ppm 30分～１時間作業の許容濃度 400～500ppm 生命に危険である 参考　空気（1.28㎏／?）の比重を１とした場合16～17％になると灯火が消える 　　　人間の呼気は15～16％である。 3951