高分子凝集剤現説仕様書-keiyaku.yokosuka.doc

有機高分子凝集剤納入業務仕様書 （総則） 第１条　1.　納入する有機高分子凝集剤（以下「凝集剤」という）は、下町浄化センターで処理 　　　　　する汚泥を効率的に濃縮および脱水するために用いるもので、別紙１の物性試験に合 　　　　　格し、かつ第２条の性能を満たすものとする。 　　　　2.　納入者は、横須賀市契約規則および本仕様書に基づき納入業務を完全に履行するこ と。 3.　本仕様書に明記していない事項又は疑義が生じた事項については、本局の職員（以 下「局職員」という）と十分に協議し、その指示に従うこと。 4.　本契約の履行の際、本局の建築物および機械等を損傷したときは、局職員の指示に 従い納入者の責任で速やかに復旧または賠償すること。 5.　本契約履行上、発生した事故等の責任および費用の一切の負担は納入者が負うもの とする。 6.　納入の際には、関係法令等を遵守し安全に十分注意すること。 （凝集剤の性能） 第２条　納入する凝集剤は、下記の脱水効果を満足するものとする。 　　　　下町浄化センターに設置された遠心脱水機を用いて、浮遊物質濃度4.0±1.0％の濃縮汚 　　　泥に、凝集剤を浮遊物質（固形物）あたり、1.0％以下(脱水、濃縮含む)の添加率で脱水 　　　した場合、脱水汚泥含水率が年間平均78.0％以下、かつ浮遊物質が濃縮から含めて回収率 が95％以上の脱水効果を得られること。なお、下町浄化センター濃縮汚泥中には脱水直前 　　　に35％H２O２が0.1(V/V%)前後添加される。また、凝集剤の溶解水は下町浄化センターの２ 　　　次処理水（注１）を使用するものとする。 　　　　 （注1）　処理水質　透視度：50以上、pH：7前後、Mアルカリ度：50～100（mgCaCO3/?）前後 （納入数量） 第３条　納入予定数量は、期間内で 36,600 kgとする。ただし、本局の都合により納入量に増 減があっても納入者は一切の異議を申し立てないものとする。 （納入方法） 第４条　納入については、本局の使用量に応じた分割納入とする。また、納入については、局職 　　　員が指示する日時に指定する数量を納入し、納入者立会いの上、数量の確認を受ける。 　　　また、納入品の製造ロット又は出荷ロット毎に約100gの試料を添付する。 （納入場所） 第５条　納入場所は下記のとおりとし、具体的な搬入方法等については局職員の指示によること。 横須賀市三春町２丁目１番地 下町浄化センター　汚泥処理棟２階 （凝集剤の物性） 第６条　納入にあたっては、納入品の製造ロット又は出荷ロット毎に別紙「物性試験」の項目に 　　　ついて分析を行ない、測定結果を提出するものとする。凝集剤の品質について、本局が測 　　　定する必要があると認めた場合は、凝集剤の納入時に添付して局に保管されている試料を、 　　　納入者の負担で本局が指定する分析機関により物性試験を行なうものとする。 （凝集剤の選定等） 第７条　1.　凝集剤の選定は本仕様書によるが、契約後速やかにビーカー試験(机上試験)および 　　　　　実機試験等を行ない、仕様の範囲内で納入者の責任において脱水効果のより優れた凝 集剤を選定する。 　　　　2.　納入者は、凝集剤が第２条に示す脱水効果を満足しない場合、局職員と速やかに協 　　　　　議を行ない、汚泥性状分析や凝集剤の物性試験およびジャーテスト等を実施し対処す る。なお、前条と同様に試験等にかかる費用は納入者の負担とし、試験結果の報告書 等を本局に提出する。 3.　汚泥性状は変動するため、第２条に示す脱水効果が達成できる凝集剤を納入できる 　　　　　ように、少なくとも３ヶ月に１度汚泥性状の分析を行ない、常に即納体制を整えてお くこと。 （包装） 第８条　納入される凝集剤の包装は、工場にてビニール等に入れ、完全防湿とする。また、１袋 　　　は15kg程度とし、外袋には薬品名?メーカー名?重量?製造年月日および製造ロット番号 　　　等を記載する。 （包装の回収） 第９条　使用済みの凝集剤の包装は、納入者が適正に処分すること。 　別紙１　凝集剤の物性試験項目及び内容 物性項目 内　　　　　　　　　容 主成分 カチオン度 水 分 灰 分 残留モノマー 形 状 主成分は、次のいずれかとする。 1:メタクリル酸エステル４級塩または３級塩の重合体 2:メタクリル酸エステルあるいはアクリル酸エステルの４級塩または ３級塩とア