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「家庭教育」は教育の原点！ ～上手なしかり方～ ほめ方の次は、「しかり方」です。しかり方もなかなか難しい です。保護者のその時の気分で、些細なことをきつくしかったり、 しっかりしからなければならない時に見逃したり、甘くしたり…。 特に、両親（家族）の考えが合致していないと、しかったこと の効果がない場合があるようです。父親がしかるときに母親がそ れを否定するようなことは絶対だめです。「お父さんが言うことが 本当だよ。」と言いながら、「今度からは気をつけようね。」とそっ と助け船を出してやる程度がいいようです。 「叱 しか る」と「怒 おこ る」を混同しないで下さい。 「怒る」は親の感情的なものであり、むやみと興奮して手を上げてしまう状態をいいま す「叱る」というのはもっと理性的で、その中には子どもを愛する優しさがあるものだ と思 います。 「叱る」であれば、ゲンコツのひとつもコツンとやるのは許されることでしょう!? しっかり「叱る」ことのできる親は、自分の人生観や子育てにしっかりした自信を持って いると思います。 万引きした子どもを前にして、「お小遣いはいつもあげているのに、どうしてなの。今度 からしてはだめよ。」「お金払えばいいですか。」「子どものしたことですから…。」では、子 どもは親の甘さを見抜いてしまいます。一緒にお店に行き、涙ながらに謝った後、子どもの ほっぺたを叩いた父親がいたそうですが、この子は二度と万引きをしなかったそうです。 バスや電車の中、ホールなどで出くわす光景があります。子どもが騒いでいるのをその親 が、「静かにしなさい。おじさんに叱られるよ。」 おじさんが叱らなければ、騒いでいいの でしょうか。 親の責任を他人に押しつけているのです。公共の場では、他人がいようがいまいが、騒い ではいけないという社会のルールを教える絶好の機会であるのに、せっかくのしつけの機会 を逃しています。 子どもを叱るとき、心しておきたいことは次のようなものだと思います。 学 校 だ よ り 第 ２５ 号 相生市立双葉小学校 平成 28年 12月 19日 校 歌 よ り ◇ できたよ週間 （12/12～12/16）◇ 児童に身につけさせたい基本的な運動（マット運動後転?鉄棒運動逆上がり?跳び箱運動 開脚跳び）の習得のため、学期に１度?１週間?３０分休みに全教職員が係わり、段階的に 取り組んでいます。 この２学期は、跳び箱の開脚跳びに挑戦しました。集中して取り組み、どんどん上達して 跳べるようになったり、高い跳び箱に挑戦したりしていました。 ※ 学校だよりは、校長執筆です。 ① 具体的に叱る。 （「罪を憎んで人を憎まず」ということわざのとおり、悪い行いをしたときは具体 的なその行いそのものをきっちりと叱る。「おまえはだめなやつだ。」というよ うな人格否定につながるような言葉は決して使わない。） ② 時をはずさず叱る。 （後になってから叱っても、子どもは何のことか分からない。） ③ 短く叱る。 （くどくど言っても、子どもは反感を持つだけ。叱るのは短いほどよい。昔は一言 も発せずゲンコツをゴツンとやっていた父親も多くいましたね。） ④ 人と比べて叱らない。 （「お姉ちゃんはそんなことしなかった」などの言葉はよくない。） ⑤ おどしのような叱り方はしない。 （おどしは人間不信の感情を生み出しやすい。）