【化学物質含有情報の収集】.pdfVIP

12008年12月8日 パナソニック株式会社 2012年 3月1日修正 【化学物質含有情報の収集】 平素は、パナソニックグループの環境取組みにご協力を賜り、厚くお礼申し上 げます。 本資料では、当グループの化学物質含有情報の収集の概要について説明させ て頂きます。 21. 業界を横断した取組 【化学物質含有情報の収集】 3ＭＳＤＳは製品と共に提供 川上の企業 Ｓｕｂｓｔａｎｃｅ，Ｐｒｅｐａｒａｔｉｏｎ 川中の企業（上流） Ｏｒｉｇｉｎａｌ Ａｒｔｉｃｌｅ 川中の企業（中流） 川中の企業（下流） Ａｒｔｉｃlｅ （ｓｕｂａｓｓｙ） 川下の企業 Ｆｉｎｉｓｈｅｄ Ａｒｔｉｃlｅ 各社各様の調査要求への回答 調査要求の連鎖 調査回答の連鎖 Ａｒｔｉｃｌｅ （ｓｕｂａｓｓｙ） 各社各様の調査要求 製品含有化学物質の調査は、ＥＵ指令などの法令対応 の必要性から、セットメーカが起点とならざるを得なかった。 サプライヤ教育に大きな負担 川中で情報の途切れ、非効率 製品含有化学物質の情報授受の課題 次に、業界動向についてご説明致します。 RoHSへの対応では、最終製品が規制対象であったため、川下の企業から、 川上の企業へ化学物質含有の調査を要請していました。この際に各社各様の 調査フォーマットや調査内容が出されたため、川上、川中企業では客先毎での 対応が必要となり、サプライチェーン全体としての情報伝達が非効率になって いた点が課題でした。 4?アーティクルの含有化学物質等の情報を適切に管理 ?サプライチェーンの中で円滑に開示?伝達するための具 体的な仕組みと普及で、我が国をはじめ各国の産業 競争力を向上 ?２００６年９月に、業界横断の活動推進主体として発足 した任意団体（2012年1月20日現在、会員数396） 旭化成株式会社 花王株式会社 住友化学株式会社 セイコーエプソン株式会社 大日本インキ化学工業株式会社 ＴＤＫ株式会社 株式会社東芝 株式会社日立製作所 発起人企業（１７社） 富士フイルム株式会社 富士通株式会社 パナソニック株式会社 みずほ情報総研株式会社 三菱化学株式会社 三菱電機株式会社 株式会社村田製作所 ライオン株式会社 株式会社リコー 川上の企業 （物質、調剤） 川中の企業 成形品 川下の企業 最終製品 ＭＳＤＳｐｌｕｓ ＭＳＤＳ AIS （複合部品） 既存の調達?調査 （改良版） AIS （原部品） 調達?調査 開示?伝達 開示?伝達 開示?伝達 共通ツールの提案 REACH対応も踏まえて、 『物質枠』と『情報伝達フォーマット』を標準化 業界横断の取り組み / このような状況を鑑み、川上の化学メーカ、川中の部品メーカ、そして川下の 機器メーカがアーティクルマネジメント推進協議会、略して JAMP を発足させ、 業界横断で情報伝達のしくみの構築を進めてきました。具体的には、情報伝達 する化学物質の物質枠と伝達フォーマットが標準化されました。 5化学業界 （川上企業） MSDSとMSDSplusをアーティクル業界に提供 部品業界 （川中企業） これをAISに変換して川下に伝達 最終品業界 （川下企業） AISの情報をもとに製品中の管理物質を管理 JIG、IMDS等I I AISのまま利用I MSDSplusl MSDSplusl MSDSplusl この段階で化学?物理変化あり（情報変換必要） 原部品 のAISI 原部品 のAISI AISI AISI 複合 AISI MSDS MSDS MSDS 製品含有化学物質 管理ガイドライン 最終品業界部品業界化学業界 MSDS: Material Safety Data Sheet MSDSpｌｕs: Material Safety Data Sheet plus AIS: Article Information Sheet ＪＡＭＰの情報伝達フォーマット 化学品について、提供 が義務づけられる情報 化学品に関する 法規制該当情報 成形品に関する 管理対象物質含有情報 次にJAMPで提案している情報伝達フォーマットについて説明致します。 原料側の川上企業から川中企業への化学物質、調剤の情報伝達のために従 来から運用されている、MSDSがあります。REACH対応を考慮して、物質枠を拡 大して、MSDSを補完するMSDSplusが情報伝達のフォーマットとして策定されて います。 そして部品メーカから、川下企業に対する部品、つまり、アーティクル情報の伝 達のためには、AISが策定されています。なお、AISとはアーティクルインフォメー ションシートを略したものです。 さらに、化学物質管理業務のガイドラインとして製品含有化学物質管理ガイド ラインが作成されています。 6＊：およそ半年毎 RE