高层使用心墙“HIW(高墙)方法.docVIP

コア壁を用いた超高層RC構造「HIW（ハイウォール）工法」 技術の概要 HIW工法は、建物のコア部分にL型壁などのコア壁とコア壁間を繋ぐ短スパン梁を用いることで、地震力の大部分をコア部分で負担し、コア外周部分に広い無柱?無梁空間を提供することができる超高層RC構造です。建物全層を居住性やコストパフォーマンスに優れたRC造にすることができます。 技術の特徴 1.建物のコア部分に、矩形?Ｌ型?Ｔ型などの断面形状となる連層耐震壁（コア壁）を集中配置し、壁相互をＸ型配筋短スパン梁で繋いだ構造です。2.コア壁は500mm以上の厚さを有し、独立柱が連続したイメージの構造体であり、高い耐震性能を有します。また、コア壁の一部をプレキャスト化して、施工性を高めることも可能です。3.Ｘ型配筋短スパン梁は、地震時のエネルギーを吸収する役目を担い、非常に大きな変形に対しても耐震性能が劣化しない構造となっています。 メリット 1.コア部分に高い耐震性能を有するコア壁を集中的に配置することにより、コア外周部に広い無柱?無梁空間を提供することができます。2.集合住宅では住戸内に柱や梁が現れないので、自由な住戸計画が可能となります。3.地震時にはコア部が心棒のように働くため、高い耐震性能があります。 特記事項 高さ100m～130m程度の建物に最適な構造形式です。 実績1）ライオンズタワー月島新築工事（H18）2）D’グラフォート清澄白河（H20）適用工種超高層集合住宅、事務所