南相馬市除染作業および除去物保管管理業務説明書（案）.doc

 PAGE 13 別紙１ 南相馬市除染作業および除去土壌等の保管管理業務説明書 Ⅰ　目的 東京電力㈱福島第一原子力発電所事故により放射性物質が市内に飛散したことに伴い、市民の健康と安心して生活できる環境を確保するため警戒区域及び計画的避難区域を除く人が日常生活において主に過ごす住宅や事業所等（以下「生活圏」という。）の放射性物質を除去し、除染に伴い発生する土壌等について国が設置する中間貯蔵施設等が設置するまでの期間について収集、運搬、保管及び管理を行い、市民の年間追加被ばく線量を低減することを目的に実施する。 Ⅱ　概要 南相馬市が指定する生活圏の住宅、事業用建物等、道路及び生活圏の森林の除染作業を実施し、除去土壌等の保管とその管理を行う。 また、効果的かつ効率的で安全な除染に関する技術の調査?研究を行い、効???がある場合はその技術を取り入れて除染作業を実施する。 Ⅲ　委託業務内容 １　生活圏の除染作業に関する基本事項 (１）除染の期間 平成24年2月から平成26年3月末まで ※除染作業の着手については、市と協議のうえ決定する。 （２）除染の対象 市で実施する生活圏における住宅、事業所用建物等、道路、生活圏の森林に摘要するものは以下のとおり。ただし、事業所等については、施設毎に特性があり一律に除染を行うことが難しいことから希望する事業所のみ 種　別摘　要住宅等一戸建て住宅、共同住宅、下宿、併用住宅など、 その他これに類するものおよびその用地事業用建物等福祉施設、病院、工場、店舗、事務所など、 その他これに類するものおよびその用地道　　路市で管理する道路私道生活圏の森林住宅?事業用建物等から概ね奥行き20m程度の生活圏の森林（３）除染対象規模 種　別除染対象規模うち特定勧奨地点を含む区域住宅?事業用建物等約46,000棟約2,700棟宅地面積約14,330,000㎡約890,000㎡道　　路約1,000ｋｍ－生活圏の森林住宅?事業用建物等から概ね奥行き20m程度の生活圏の森林（４）除染方法および標準的な除染メニュー 市で実施をする除染方法および除染メニューは以下のとおり。 作業に先立ち現地確認を行い、その確認結果を踏まえて除染作業計画を立案し、除染作業を行うこと。 特定避難勧奨地点を含む区域は面的な除染作業を行い、その他の区域は、線量の高低によりメニューを選択して実施すること。 汚染マップを作成し、効果的?効率的に実施すること。 除染前、除染中、除染後の現場写真撮影及び除染前、除染後の放射線量のモニタリングを実施すること。なお、原則、モニタリングあたっては各所とも一年以内に校正を行ったNaIシンチレーション式サーベイメーター又はガイガーミュラー計数管式サーベイメーターを使用すること。 各モニタリングの結果を記録し、定期的に市の担当者あて提出すること。 除染作業にあたっては、放射性物質が隣接する敷地等に飛散することのないように飛散対策を講じること。 受託事業者は、「市町村による除染実施ガイドライン」（平成２３年８月２６日：原子力災害対策本部）にある作業員の線量管理を遵守すること。 除染作業に必要となる足場、荷役設備、工具、消耗品や資機材、水光熱費等は受託者が負担し、用意すること。 除染作業において疑義が生じた場合は、市と協議の上、決定すること。 作業の実施により除染対象物、建屋、設備機器等について不測の破損、故障、不具合等を生じさせないように十分注意して実施するとともに、万一それらが生じた場合には、市に遅延なく報告するとともに受託者の負担のもとに速やかに現状に復旧させること。 ＜特定避難勧奨地点を含む区域の標準的な除染メニュー例＞ 種別方法住宅等屋根の洗浄　雨樋の清掃　庭木の剪定　庭の除草 庭土の表土除去　側溝内汚泥の除去　側溝内洗浄事業用建物等 （公共施設を含む）道路散水車?清掃車によるブラッシング アスファルト継ぎ目?ひび割れ部分のブラッシング 側溝内汚泥の除去　側溝内洗浄 街路樹の剪定 道路表面の削り取り　再舗装生活圏の森林枝葉の剪定　落ち葉の除去　除草＜その他の区域の標準的な除染メニュー例＞ 種別方法住宅等屋根の洗浄　雨樋の清掃　庭木の剪定　庭の除草 一部高線量地点の土壌等の除去　側溝内汚泥の除去 側溝内洗浄事業用建物 （公共施設を含む）道路散水車?清掃車によるブラッシング アスファルト継ぎ目?ひび割れ部分のブラッシング 側溝内汚泥の除去　側溝内洗浄 街路樹の剪定生活圏の森林枝葉の剪定　落ち葉の除去（５）総括責任者の業務 　　　　受託者は本業務を履行するにあたり、市担当者からの指示を代