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法医学試験 2007年（平成19年度）9月25日(月) 出席していた人は落とさないとのこと。問題はプールされててそこから問題を選ぶそうです。過去問と本試はほとんど同じ。 １．以下の〔a〕〔b〕〔c〕に適当な語句の組み合わせはどれか。 医師は死体または妊娠〔a〕以上の死産児を検案して異常があると認めた時には〔b〕以 内に、所轄〔c〕に届けなければならない。 ①3月　②4月　③6月　④12時間　⑤24時間　⑥48時間　⑦市役所　⑧警察署　⑨保健所 Ａ：①④⑨　Ｂ：①⑤⑨　Ｃ：②⑤⑨　Ｄ：③⑥⑧　Ｅ：②⑤⑧　　解答～E 「医師法第２１条の異常死体届出義務」の文章の穴埋め。 授業プリント“死体検案マニュアル”の４頁目。 ２．正しいのはどれか ① 死体硬直は死後筋肉中に増強する乳酸のための酸凝固である。 ② 死体硬直は骨格筋のみならず心筋にも起こる ③ 死体硬直は通常、足首から筋の方向へ上行性に起こる ④ 死体硬直は冬季は夏期より早期に出現し、その経過も短い ⑤ 死体硬直を無理に寛解させると筋が破壊されて二度と起こらない A：① B：② C：③ D：④ E：⑤解答～Ｂ ① Χ ATPの減少によりアクチンとミオシンが結合する。収縮と同じように固くなる ② ○ 心臓疾患のときはきわめて弱いけど ③ × ただし稀に上行性もある ④ × 冬季のが長く持続する ⑤ × 5～6時間以内なら再び硬直する。7～8時間以上は困難 ３．正しいのはどれか。 ①急死では通常強度に鮮やかな赤みを帯びた死斑が出現する。 ②死斑は両側性に出現しない。 ③死斑を切開すると皮下出血と同様に凝結が認められる。 ④死斑内に出血点のみ見られることがある ⑤寒冷にさらされた死斑は暗紅色を呈する。 Ａ：①　Ｂ：②　Ｃ：③　Ｄ：④　Ｅ：⑤解答～Ｄ 死斑とは死後血流循環が停止すると血流就下し、身体下面に発現、仰臥位では背面。 １、窒息死、co中毒、急死では強く発現。けど鮮紅色がみられるのは???５を参照。 ２、出現します。死後６～１５時間。 ３、認められない。死斑と出血班、皮下出血との区別。 ４、○です ５、鮮紅色です。他に、co中毒、凍死も。 以上“早期死体現象”のプリント。 ４．損傷に関して誤っているものはどれか。 ①損傷とは組織の連続が断たれたり、機能が障害された状態である。 ②人体に損傷を起こす外力は作用物体が有する運動エネルギーに依存する。 ③防御創は、加害者と争った際に、被害者の爪などで加害者に負わせた創傷のことである。 ④ためらい創は試験切創とも言われ、自殺において側頸部や手首前面などに平行して見られる数条の切創である。 ⑤治癒傾向にある陳旧性損傷は法医学診断上重要な所見である。 Ａ：① Ｂ：② Ｃ：③ Ｄ：④ Ｅ：⑤解答～Ｃ ①；その通り。 ②；その通り。他には作用面積、外表と内部臓器?組織との関係等。 ③；防御創は刃物による加害を手で防御した際などに認められる創傷である。つまり被害者側にできる傷。 ④；その通り。 ⑤；傷がいつできたかは重要です。どの傷が原因で致命傷になったとか、いろいろあるはず。 以上“損傷”のプリント ５．鋭器による損傷で誤っているのはどれか。 ①切創では、創洞内に、血管や神経などの組織の架橋形成が認められる。 ②左前胸部から心臓へ刺切された場合、死因が心タンポナーデとなることが多い。 ③有尖片刀器で刺入された場合、創口は刺切創となることが多い。 ④割創は、日本刀やナタ?オノなど重くて鋭い刀器によりたたき切られたようにして生じるもので、創縁が不整である事が多い。 ⑤切創の形状からは、刺切創の場合と異なり、成傷器を推定するのは難しい。 Ａ：①　Ｂ：②　Ｃ：③　Ｄ：④　Ｅ⑤解答～Ａ 1、切創では、創洞内に、血管や神経などの組織の架橋形成が認められる。 →創洞内に架橋形成は認められないので×。ちなみに創縁は線状、整鋭。 ２、心タンポナーデは心臓刺創、心臓破裂などの外傷、その他心筋梗塞部穿孔、心臓瘤破裂などで心膜腔内に液体、もしくは血流が充満して、心臓の還流が減少すること。この場合左心がやられて心臓から血を押し出せなくなり血がたまると考えられる。 ３、そうです。 ４、そうです。鉈などは重いので創縁は挫滅状、骨の割創、骨折を伴うことが多い。 ５、そうです。刺創、刺切創は推定しやすい。 以上“損傷”プリント ６．鈍体による損傷について誤っているものはどれか。 ①皮下出血では、血球が崩壊しヘモグロビンが変性するため、生体では受傷直後より赤紫色→黄色→青色と外表の色調が変化する。 ②挫創は頭部などの皮膚と骨の間の軟部組織が少ない部分に鈍体が作用して生じる事が多い。 ③実際に挫創が生じる時、皮膚も伸展して裂創を伴い、挫裂創となる事が多い。 ④こ