BDFの安全性等试験结果と考察-oCIfB[R—.PDFVIP

資料４－１ バイオディーゼル燃料混合軽油の 規格案について（案） 平成１８年６月１日 1 バイオディーゼル燃料（ＢＤＦ）とは バイオ由来燃料として注目されているバイオディーゼル燃料（ＢＤＦ； ＢｉｏＤｉｅｓｅｌＦｕｅｌ）は、今のところ厳密に化学的な定義はなく、一 般的に、パーム油、廃食用油等の油脂を化学処理して製造し、 ディーゼル自動車用燃料等として使用するものを指している。 油脂は粘度が高い等の物性的な背景から、そのままディーゼル自 動車用燃料として使用した場合、燃料ポンプに析出物が付着して燃 料ポンプが作動しにくくなる、フィルターに目詰まりが生じる等の不 具合が発生することが懸念される。 そのため、ディーゼル自動車用燃料として使用するために、メチル エステル化などの化学処理を施し、脂肪酸メチルエステル(ＦＡＭＥ； Fatty Acid Methyl Ester)等の軽油に近い物性に変換したものが ディーゼル車用燃料として使用されている。 2 バイオディーゼル燃料（ＢＤＦ）とは 脂肪酸メチルエステル(ＦＡＭＥ）は、軽油に比べて、ゴム・樹脂を 膨脹・劣化させる、また、熱の影響により酸やスラッジ（固まり）を 発生し品質が劣化しやすい、という化学的特徴を有している点に 留意する必要がある。 メチルエステル化 油脂 メタノール 脂肪酸メチルエステル グリセリン （ＦＡＭＥ） （トリグリセライド） メタノール 脂肪酸 メタノール 触媒 脂肪酸 グリセリン ＋ メタノール 脂肪酸 メタノール ＋ グリセリン 脂肪酸 脂肪酸 メタノール 脂肪酸 メタノール 3 バイオディーゼル燃料（ＢＤＦ）とは 原料となる油脂の違いで 精製の状態によって 性状が異なる 性状が異なる ベース軽油及び混合する バイオディーゼル燃料により 製品性状は異なる 精製が不十分だとトリグリセ 酸化しやすい ライド(原料油脂)が残留する 低温でも固まらな いが、熱でスラッ ジが発生しやすい 洗浄が不 原料由来 低温で固まり 十分だとメ の農薬が やすい タノールが 除去でき 残留する ない