当社子会社と株式会社mars companyとの共同出资による新会社设立 .pdfVIP

平成２９年６月２９日 各 位 会 社 名 トレイダーズホールディングス株式会社 代表者名 代表取締役社長 金丸 勲 （JASDAQ・コード 8704 ） 問合せ先 取締役 加藤 潤 （TEL 03-4330-4700（代表）） 当社子会社と株式会社MARS Companyとの共同出資による新会社設立及び 農業のテクノロジー化を推進するアグリテックビジネス強化に向けた 支援の開始に関するお知らせ 当社子会社で投資事業及びベンチャー企業の成長を支援するアクセラレーターとしての活動 を行うトレイダーズインベストメント株式会社（以下、「トレイダーズインベストメント」とい います。）は、本日開催の同社取締役会において、株式会社 MARS Company（以下、「MARS Company」 といいます。）と共同出資により、MARS Companyの独自冷蔵技術の基幹技術である電場技術を農 業分野に応用し、融合させた事業を行う新会社を設立することを決議いたしましたので、下記の とおりお知らせいたします。 記 １． 共同出資による新会社設立の背景・経緯・目的 「アグリテック（Agritech）」とは、農業（Agriculture)と技術 （Technology)を組み合わせた 造語であり、金融とテクノロジーを組み合わせた「フィンテック（Fintech）」に並び、今後、世 界的にその市場規模が拡大すると見込まれている大きな可能性を有する分野です。 世界人口の増加や自然環境問題が深刻化する中において、グローバルな規模で食糧の安定供給 体制を確保し続ける必要性があり、農作物の生育に関わる様々な条件・状況の変化に影響を受け ずに、より効率的かつ安定的に農作物を生産することがサステナビリティ（持続可能な環境・社 会・経済）の観点からも重要な課題となっています。 特に我が国では農業従事者の高齢化が進展し、農業生産額の減少や食料自給率の低下といった 諸問題を克服するだけでなく、安価な海外農産品の輸入に対抗するために、より付加価値のある 農作物を生産・提供する農業のブランド化や、収穫までの作業の合理化（短縮化・効率化）を推 進する必要があります。アグリテック（Agritech）は、こうした農業が直面する課題に、最先端 の様々なテクノロジーやデジタル技術、科学技術、例えばビッグデータ、ＡＩ、IoT、クラウド、 画像認識処理技術、品質管理技術などを導入し、機械化や無人化等による生産面の効率化と、農 作物自体の生育力を高める新しい技術の汎用化を促すことで、農業における生産性の向上、収穫 率の増加、食の安全性の向上等に貢献することができる新しい取組み分野です。また、農業のみ ならず、酪農・畜産業や水産業等への普及（拡張）も期待されています。 MARS Companyは、生鮮食材の輸送や冷蔵保管において、食材を高鮮度のまま長期間維持する独 1 自の冷凍・冷蔵・製氷技術を有しておりますが、本件設立会社では、非熱電場技術を農作物の生 育の各段階に利用（応用）させる諸研究と実証事業を行うプロセスを経て、農業関連事業者・団 体や各農家、また農業製品の製造メーカー等へ同社技術を広めていく事業を展開する予定です。 MARS Companyの非熱電場技術等を用いて、土壌菌の活性化による土地の自然力回復や種子の発 芽・発育の効率化などの効果が期待されます。また、農作物の生産者にとっては、安定的な収量 の拡大および土地改良費用の低減といったメリットがあり、品質品位を損なわない促進栽培によ る収益性の向上に貢献することにつながります。