下层池-aichi.PDFVIP

二階層式沈殿池の沈殿特性に関する一考察 財団法人 愛知水と緑の公社 ○大崎 功、別府 智志 日本上下水道設計株式会社 西澤 政彦、柳本 玄二、柴田 浩一郎 １ はじめに 表1 五条川左岸流域下水道の概要 五条川左岸浄化センターは、愛知県下 2 番目の流 供 用 開 始 S62．4．1 域下水道として昭和 62 年に供用し、現在 3 市 1 町 構 成 市 町 犬山市、小牧市、岩倉市、大口町 を対象とした下水の処理を担っている （表1）。 水処理方法( 認可) 凝集剤添加硝化脱窒法＋急速ろ過 3 本浄化センターは、全体計画処理能力 159,400m / 計 画 諸 元 全体計画 事業計画 H21．4．1 現在 日で現在 3/4 系列の建設を終えており、平成 19 年 処理区域面積( h a ) 6,266 4,234 3,004 10 月からは 3-1 系が稼動した。用地条件が厳しいこ 処理区域内人口(人) 233,540 189,134 151,689 とから3-1 系は二階層式最終沈殿池を擁している。 処理能力( m 3 / 日) 159,400 127,975 95,075 多階層式沈殿池は全国的には採用例が多いが、愛知 下 水 道 普 及 率 － 67.1% 県の流域下水道では初めての事例である。日常の維 表2 五条川左岸浄化センター最終沈殿池の諸元 持管理を通じて得られた本浄化センター二階層式最 3 1・2 系： 7,900 m / 日/2 水路（日最大） 処理能力 3 終沈殿池の課題と、課題解決に向けての考察を整理 3-1 系： 11,400 m / 日/2 水路（日最大） 1・2 系： 巾4.00 m ×長44.5 m ×深3.2 m ×2 水路 し、ここに報告する。 構 造 3-1 系： 巾4.25 m ×長67.5 m ×深4.0 m ×2 水路