pcクラスタにおける精度保证 - 早稻田大学.ppt

PCクラスタ上での連立一次方程式の解の精度保証 大石進一，荻田 武史（早稲田大学） 概要 分散並列計算環境（PCクラスタ）において 連立一次方程式の数値解の精度保証を行う 並列計算用の数値計算ライブラリScaLAPACKを用いる 大規模な問題（行列サイズ：最大1万次元）で高速かつシャープに精度保証する 現状での問題点と解決に向けて ScaLAPACKの構成 連立一次方程式と精度保証(1) 連立一次方程式と精度保証(2) LU分解を利用した精度保証 数値実験 目的 行列乗算（PDGEMM）の性能評価 連立一次方程式の数値解の精度保証 コンピュータ環境 PC (Pentium III 800MHz, Memory 256MB) 最大64台，LAN接続(Gigabit ether) 行列乗算（PDGEMM） を計算 PDGEMM(PBLAS)を使用 DGEMM(BLAS)はATLASで高速化 連立一次方程式の精度保証 係数行列の次元数： 100～10000 数値解の計算： PDGESV(ScaLAPACK) 数値解の精度保証： LU分解を用いた高速精度保証法 参考文献 1) S. Oishi, S. Rump: Fast Verification of Solutions of Matrix Equations, Numer. Math., to appear (2001) 2) ScaLAPACK HomePage: /scalapack/ 3) ScaLAPACK Tutorial（日本語版） http://phase.etl.go.jp/phase/lapack-j/ScaLAPACK/ * * 線形問題 非線形問題 連立一次方程式 固有値問題 密行列 疎行列 PC: LAPACK(BLAS, ATLAS) スーパーコン: LAPACK, ScaLAPACK PCクラスタ: ScaLAPACK(MPI, PVM) 高速?安定な数値計算ライブラリ ScaLAPACK PBLAS LAPACK BLAS BLACS MPI, PVM Global Local ATLAS : 倍精度浮動小数点数の集合 に対し を解く [1] S. Oishi and S. Rump (2000) [2] T. Ogita, S. Oishi and Y. Ushiro (2001) のとき， LU分解の結果を利用して 上限 を高速に計算 ならば なら精度保証可能 ： 10000×10000 のランダム行列 行列乗算（PDGEMM）の性能 169.70 182.53 １００００ 1.3E-07 34.80 55.14 ５０００ 1.9E-09 1.90 8.29 １０００ 1.4E-10 0.76 3.89 ５００ 1.5E-12 0.34 0.76 １００ 保証相対精度 精度保証に要した時間 数値解の 計算時間 行列サイズ 連立一次方程式の数値解の精度保証 12.6 (1) １００００ 1.3E-07 0.5 ５０００ 1.9E-09 1.2E-03 １０００ 1.4E-10 2.6E-05 ５００ 1.5E-12 1.3E-08 １００ 保証相対精度 行列サイズ LU分解を用いた の上限 の計算 *