平成27年美深町国民健康保险事业计画目的美深町国民健康.pdf

平成２ ７年度美深町国民健康保険事業計画 １．目 的 美深町国民健康保険事業の安定的な運営と国保財政の健全化を図る ため、平成２７年度の美深町国民健康保険事業計画を策定し、これを 実施する。 ２．概 要 美深町国民健康保険の加入世帯数は８０４世帯、被保険者数は １, ３３８人、加入割合は一般が １, ３１３人で ９８％、退職が２５人で ２％となっている。（平成27 年 1 月末現在） ２７年度予算 ７１２, １００千円における歳入の構成比率は保険税 １６．５％、国・道支出金２８．４％、繰入金１４．２％、療養給付 費交付金 １．０％、前期高齢者交付金 １５．９％、歳出では保険給付 費５６．０％、後期高齢者支援金 ９．５％、介護納付金が３．６％と なっている。 医療費の支出に関しては、平成２５年度から続く長期入院患者の減 少及び被保険者の減により、大幅に減額しており、また一人当たりの 医療費に関しても減少傾向が見られ、高医療費指定市町村の指定も回 避できている現状にある。この状態を維持し、更なる医療費縮減に向 け、今後も特定健診 （健康診査）の受診率向上をはじめとする予防対 策の徹底、重複受診の回避等、更には情報分析による保健指導の強化、 広報誌による情報提供等を図る必要がある。 国民健康保険事業財政調整基金は平成１４年度においてほぼ全額の 繰入を行ったが、平成２５年度においては、基金積立てをおこなった ところではあるが以前厳しい状況であり、同基金条例第２条に基づく 積立額の確保に向けた財政の安定化が求められている。 国・道の構造改革が進み、長引く不況の影響に伴い営業所得や農業 所得の減少などもあり、保険基盤は大変厳しい状況にある。このよう な、国保を取りまく状況に対応しながら、財政の健全化のため、適正 賦課、徴収体制の確立、健康の保持増進と保健事業の効率的な推進を 図る必要がある。 ３．財政健全化対策の推進 ここ数年間、財源の確保は大変厳しい状況にあり、今後もそういっ た状況が続くと考えられる。平成１５年度・１６年度の２年間は財源 不足から国保税の税率改正を行い、併せて一般会計からの財政支援も 増額して財源不足を補填したところである、また平成２０年度におい ても介護納付金負担金について税率改正を行っているところである。 さらには、共同事業に関する制度改正及び平成３０年度から始まる 保険者都道府県化など、以前として国保をとりまく環境は不安定な状 況が続くと思われる。 [留意点] ①単年度収支の安定化を図るため、医療費の推移と財源としての国民 健康保険税の税率改正を検討し、健全財政を維持する。 ②国保税の適正賦課に努める。 ③地方税法改正に伴う国保税算定方法の変更対応に万全を図る。 ④地方財政計画に基づく一般会計からの繰入額を維持する。 ４．保険税収納率向上対策の推進 国保財政の維持と被保険者の保険税負担の公平を図るため、国保税 滞納者に係る措置の実施要綱の運用、美深町税等収納対策推進本部会 議を開催し収納率の向上を図る。 ①滞納世帯に対する納税相談の実施及び納税誓約書にもとづく計画 的な納税を履行させ、収納率の向上を図る。 ②滞納世帯に関する調査分析を行い、滞納整理の効果的推進を図る。 ③高額滞納者や滞納状況の改善が見られないなどの対象者に関して は、上川滞納整理機構に滞納整理に関する引き継ぎを行い、さらな る徴収強化を図り効果的な滞納整理に努める。 ５．医療費適正化対策の推進 国民健康保険制度の運営のために実施する特定健診（健康審査）、パ ンフレット小冊子の配布など通例の保険事業に加え次の事業を実施し、 より一層の事業実績向上を図る。 （１）職員などの研修啓発の実施 ①国保連合会が行う研修会・研究会への参加 （国保・医療・保健師等） ②国保運営協議会委員研修への参加 ③その他、各種研修会等への積極的参加 （２）医療費分析等の調査研究の実施 ①医療費関係データ等の調査分析 ②上記データに関する運営協議会、被保険者教育への活用 （３）被保険者指導等の徹底 ①医療費通知の実施：年６回 ②広報活動の実施