松本（长野県松本）-环境.PDFVIP

13 松本（長野県松本市） かおり 2.　松本（長野県松本市） 社会 松本市は、長野県のほぼ中央部から西に位 あづみの しおじり 置し、北は安曇野市、南は塩尻市、東は上田市、 西は岐阜県高山市に面している。 明治40年（1907年）に市制が施行され、 市制100周年を迎えた。現在の松本市は、 し が あづみ ながわ あずさがわ 平成17年4月に四賀・安曇・奈川・梓川の うつくしがはら 4村と合併し、東は美ヶ原高原から、西は かみこうち やり ほだか 上高地・北アルプスの槍 ・穂高連峰までの広 い市域を有する豊かな自然環境に囲まれた 城下町となっている。 「松本」という名は、天正10年（1582年）、 さだよし ふかし 小笠原貞慶がこの地を治め、深志城を松本城 と改めたことによるといわれている。 昭和39年（1964年）の新産業都市の指定 を契機に、電機・機械・食料品等の業種を中 心に発展し、最近ではソフトウェア産業の振興が図られている。主な特産物として、日照時間が長く、 やまべ 昼夜の温度差が大きい気候を生かした「安曇野リンゴ」や「山辺ブドウ」、高い標高と冷涼な気候を 生かした「奈川のとうじそば」、全国の味噌生産量の30%以上を占める「信州味噌」などがある。 　 自然 な ら い 松本市は、周囲を山々に囲まれ、中央アルプス木曽山脈の駒ヶ岳を源流とする奈良井川、槍ヶ岳 されき を源流とする梓川など多くの河川によって運び込まれた砂礫などが堆積した複合扇状地にあるため、 良質で豊富な地下水に恵まれている。松本城周辺には、「まつもと城下町湧水群」と呼ばれる井戸や げんち 湧水が数多く存在し、「平成の名水百選」にも選定されている。代表的なものとして、源智の井戸、 げんち つきいずみ め と ば いおりれいすい たいまん き た ば ば 源地の湧水、槻井泉神社の湧泉、女鳥羽の泉、伊織霊水、鯛萬の井戸、北門大井戸、北馬場の井戸、 じぞうしみず 地蔵清水の井戸、大手門井戸などがある。 松本市内の森林面積は約74,000haで、森林率81%である。 気候 松本市は